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超展開開始

超展開しか思いつかなかった。反省している。

ソファの上で白衣を着たままいびきを立ててやっとの睡眠を味わっていた土田だが、その幸せな時間もすぐに終了することとなる。


「起きろ」

「ファッ!?」


気が付いたら俺の喉元に刀の切先が付きつけられている。なんだこの超展開。最近のアニメでもこんな超展開は中々みないぞ。

どっかの制服を着ているが分からん。そして絶壁である。いや何がとは言わんがね。髪は黒と茶を混ぜたような色だ。


「えーとどなた?出会い頭に剣を突き付けるなんて非常識な行動をやめよう!な?」

「ほう?殺されたいか?」


刀の切れ味次第じゃ死なない可能性もあるが、なんと研ぎ澄まされた日本刀である。切る事に特化した刀じゃあ無理だ。俺のクビが飛ぶ。いや物理的にね?


「あ、もしかして他の学校の留学生さん?流暢な日本語ですね」

「ふむ。最近の留学生というのは、日本刀を使うのか?」


チャキ、と言う音がする。お~こわ。


「で、本格的にどなた?」

「ふむ、聖剣の中の人格、とでも言おうか?」


ふむ。付喪神って奴か。というかコレ聖剣かよ。髪の色変わってるし制服すら変わってる。これって変身って奴か?勇者は最後あたり変身してたけど、こいつもか。

というか日本刀、という事は村正とか叢雨とか、上位のものとなると天叢雲剣かな?


「で、なんか用ですか?」


相変わらず剣の切先は俺の喉である。まぁもう切られても問題ないけどな。今話しているのはゴーレムだし。10秒あれば俺は自分と同じ姿形をしたゴーレムを生成出来るのだ。コレで俺はいくつもの戦場を生き延びてきたのだ。動きは頭と体に染みついている。


「土偶に興味はない」


クビがスパンと落ちる。キャー怖い。このままどっか行ってくれないかなぁ。とか思いながらソファの中に入り込んだ俺は考えるが、今度はピッタリ心臓の位置に日本刀が置かれましたとさ。


「俺の人生はもう終了ですかね」

「いや、貴様にはまだ生きていてもらわなければいかん」

「じゃあこの心臓の真上に置かれた刀どかしてくれませんかね…」

「ふむ。ではそうしたら貴様はどうする?」

「一心不乱の逃走劇の始まりじゃないですかね」


ココ正直答える俺って本当に素晴らしい人間だわ(現実逃避)。若干日本刀が俺の肌を削り取り、胸に一筋に傷が入る。血が少し溢れるかと思ったが、出てきた直後に刀身に吸い込まれる。


こりゃ村正確定ですわ。村正には、川に突き立ててみると、葉っぱが吸い寄せられたように近づき、綺麗に真っ二つになったという逸話がある。


おそらくそれが曲解され、切ったものの血などの中身を吸い寄せるようになっているんだろう。用は斬られるとほぼ即死である。切られたら最後臓物という臓物を両断されるだろうな。

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