睡眠
俺の眠気は今限界を迎えている。
時刻はAM9:00、朝である。いつもなら1時限目が始まるかどうかというところであるが、貫徹したうえにずっと校門の前に立ってるというとてつもなく眠くなる作業をしたのだ。今すぐベッドにダイビングをしたい気分だが、校長の話が終わるまではダイビングが出来ない。
校長の長話を貫徹した後に寝ないで聞くという苦行に今、耐えているのだ。
「すいません、頭が痛いので保健室に行ってもいいでしょうか?」
小声で神崎先生に聞いてみる。こういうのは誰かの許可がないといけないのだ。ついでに証人、と言うほどでもないが事情を知っている人いるといないとではそのあとが結構変わるのだ。
ついでに前田君は倒れたので燃えた。
目は充血しているだろうし、眠すぎて頭痛しているのも事実である。
「…大丈夫ですか?」
血走った目で必死に目を開けている中年から話かけられたらそれはそうなるだろう、というか正常な対応であると思う。
「早く言った方がいいですよ。他の先生にはこっちから説明しておきます」
「神崎先生マジ天使」
「キモいです」
グサッと俺のピュアでセンチメンタルなハートに研ぎ澄まされた鋭利な日本刀に牙突された時の如く突き刺さる。
俺は眠気と心的ダメージに打ちのめされ(割合は9.9:0.1程度)、フラフラとした足取りで保健室へ向かう。
「うあ~」
「なんですかゾンビですか。ゾンビなら自分ので間に合ってます」
「黙れ頭の中腐った若作りのネクロマンサー」
「は?(威圧)」
「すいません」
保健室には白衣を着た腐った百合子先生がいた。白衣を着た上からでも分かる豊満な胸は高校生には毒だろうが中年になってもうスタンドアップすらしない俺には大して関係はない。というかこいつの本性を知ったらほとんどの奴はスタンドバイミーしなくなるだろう。
「眠らせてくれ。一瞬でいいんだ」
「開口一番に罵倒しといてベッドなんて使わせるとでも?」
「床でもいいから」
「うわぁ。重症ですね。まぁ床で寝られてもモップ程度しか使い道なさそうなのでそこのソファでも使ってください」
指さされた先には少し大きめのソファが置いてあった。ぎりぎり寝転がれない大きさである。
畜生わざと選びやがったなこの腐った花め。それとも頭発酵済みの方がいいか?いやこいつの場合発酵じゃなくて腐敗だな。
そんな適当な事を考えながらソファに寝転がりかなり遅い睡眠を始めた土田であった。
FTDというゲームを始めたんですが頭が壊れそうです




