演習予告
「合同演習?」
「えぇ。なんか他校が合同演習が行いたい、と言ってきていますね」
また面倒くさい事を…合同演習なんぞやる意味はあるのか?まぁ人脈の構築は重要な事だとは思うが、この時期、GW手前で行うような行事ではないだろう。
と考えるものの、結局判断を下すのは校長なのだ。自分は精々進言、という形である。
「はぁ…演習って言ってもお遊びだろ?弱い魔法連打とか、適当な剣の打ち合い程度だろうし…大して意味はないように感じるんだよなぁ」
「今回はあれですね。共同攻略、という名目らしいですよ」
「ほぉ。まぁそれなら役に立たない事もないんじゃないか?どうせ冒険者になったら否が応でも今とは別のメンバーで組まなきゃいけないんだし、2、3年に参加させるならいいんじゃね?」
「いえ、1年生です」
「まぁたなんで。1年生の迷宮探索なんぞいくらでもやってるだろ。うちの学校。却下だ却下」
わざわざ自分の学校だけで賄えているものを圧力をかけられている訳でもないのに他の学校をわざわざ使う必要性は感じないし、する意味もないだろう。いや、意味はなくもないが、その効果は非常に微弱なものである。
「いや、この地域一帯で全ての学校が同時に行うようですね。いわゆる大会形式です」
「ふぅん。冒険祭の練習としてはいいかもな」
「まぁ他の学校にも他国の留学生が来たようなので、試運転のようなものでしょう」
「うちの校長ってふざけてるのに発言力だけは高いからなぁ」
「まぁそれぐらい強いですからねぇ」
魔法だけの強さだけで評価が決まるのは学生だけである。魔法の実力は勿論、連携力、果ては近接戦闘能力までが魔法使いの評価は幅広いのだ。校長は、近接戦闘能力すら一部のプロ冒険者を上回っているのだ。
「校長と他の担任は賛成の方針を示していますね。貴方の許可が取れ次第、満員可決としてサインするらしいです」
「ふむ」
前田君がこれ以上の話をしてこない、と言う事は伝えるべき情報は全て伝えたと言う事、今は判断するべき時間だろう。
まずメリット、冒険祭の基本的ルールの把握が可能、他の学校がどのような生徒がいるかの把握がメインだろうな。留学生の強さの把握も出来るな。
デメリットは、まず今年の1年生の戦闘能力が把握されてしまう事だろう。最悪メタ張られる場合が無きにしも非ずだ。バレやすい奴らとかは上手く弱点を隠さないと最悪嵌め殺しにされる場合もある。
冒険祭は何でもありなのだ。具体的には罠とかいくら仕掛けてもOKだし、他のグループの獲物を奪うとかハイエナとかも可能だ。
それを利用して超広範囲攻撃を連発してキルだけもらっていったせこい奴らもいるが、それが通用するのは県までである。
留学生の戦闘が描写される可能性が微レ存




