留学生
マンションから家に変更しました。理由は色々面倒臭かったから。許してください!
今、俺は留学生の住む家を訪ねている。理由は校長に急かされたからである。爺め。自分で行けばいいものを…というか本来は校長がやるべきことなんじゃないか?知らんけど。
住居はどうやら使っていなかった近くの空き家を一件まるごと買い取り、それをリフォームしたもののようである。外見は普通だが中身はかなり豪華なのであろうと言う事を予想しながらインターホンを押す。
ついでに許可とかは爺がとってくれていたようで、簡単に入れるようになっていた。
『ハイ、なんでしょう?』
中から一人の金髪の女子が出てきた。美人である。以上。流暢な英語を話しているし、特徴的な赤い目なので、間違いはないだろう。
『どうも、冒険者学校に勤めている土田成夫と申します。本校への留学についての説明をしに参りました』
知らない人が効けば間違いなく本場の人間だと思うレベルの英語で要件を伝える。
何故英語が話せるのかと言うと錬金術の素材は古文書や魔導書などに書かれていて、日本にはない素材が海外に大量にあるので必然的に英語、アラビア語などの言語を覚えなければならないのだ。
俺は世界の何処に行っても通用するレベルの言語数を持っているので、行こうと思えばロシアやアラビアにでも行く事が出来るが、馴染めなさそうなので日本にとどまっている。
『流暢な英語を話しますね。アメリカには訪れた事が?』
『テキサス・パニックの時に少々行ったきりですね。またいつか訪れたいものです』
テキサス・パニックとは、今から約20年前、テキサス州で発生したモンスター大量発生事件の事である。ゴブリンからドラゴンまで大小さまざまなモンスターがダンジョンから一斉に飛び出し周辺の村を襲ったのだ。魔王襲来の前兆とも言われている。
その時、テキサスで魔導書を解読していた。あの時は神具生成は使えなかったので、1トン爆弾による大爆撃をした。
『テキサス・パニック!?あの惨劇に立ち会ったのですか!?』
過剰な反応に若干驚く。精々が上位飛竜種程度しか出てこなかったし、大して強くもなかった。
そういえばアメリカには強いモンスターが出てこない迷宮がかなりあったんだったな。古龍が出てくるダンジョンも大して多くなかったはずだし。
『えぇ。まぁ。古龍もいなかったし、1個体の戦力が高いというほどでもなかったので広範囲殲滅系の魔術が使える人員が500もいれば1ヶ月以内にはカタがついたでしょうね』
『古龍…!?極東は魔境と言う噂は本当だったのね…』
そういえば海外では極東は魔境とか言われてたっけな。酷い言いぐさである。
日本→地域に1つは古龍級が出てくる迷宮がある 外国→州に一つあるかどうか
という設定です。




