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校長の真意

サブタイトルって考えるの面倒臭い事が多い。

「で、いつ来るんです?その留学生とやらは」

「予定では来週じゃな。だがおそらくはもう到着しているじゃろ。登校は来週からだからじっくり考えることじゃな」

「何を考えろと……とりあえず生徒の資料を要求します」


何を考えるにしても生徒の資料がなければ始まらない。どういう教育をすればいいのか分からないし、もしかしたら日本語がまだ不十分な可能性もある。その場合はテキストを作成する必要があるが、まぁ流石に日本語が出来ない奴を日本に送ってくるなんて真似はしないだろう。


「えーと。これじゃな」


校長はファイルを3つ取り出しをそれをポイッと俺の手元に投げ渡す。


「全員ある程度は日本語は喋れるようじゃが、まぁカタコトがほとんどらしい。まぁお前は全世界の言葉に通じているし問題ないじゃろ」

「いや、生徒が馴染めるかどうかは…」

「そりゃお前の仕事じゃよ」

「ブラックですねぇ」

「公務員なんてそんなもんじゃよ。わしだって留学生を受け入れるのに賛成はしていなかったのじゃからな」

「え?校長が許可したんじゃ…」


校長が許可をするのに賛成をしていないのに許可させるほどの力を持つ人物…迷宮管理省、しかも結構上のあたりといったところか。


「お前が今思った通りじゃろ。まぁ世界に有望な生徒がいたらそれ相応の教育の場を設けてやるのが人情というものじゃろ。他の国の生徒の受け入れは他の学校らしいが。まぁ探険祭の時は精々警戒しておく事じゃな」


探険祭とは、まぁ高総体のようなものである。どれだけのスコアを稼げるかなどを競う行事である。ココは毎年かなりの上位、または優勝をしている。


が、今年からは海外から有望な生徒が入ってきているそうなので、若干キツくなりそうな予感がする。まぁ3ヵ月程度先の事だし今は置いておこう。


「そうしておくことにしますよ。にしても斜め読みしてみたら…なんともまぁ特徴的な」

「まぁ特化系なんて得てしてそんなものじゃろ。全部特化した勇者とかそれ以外な」

「ですよねぇ…にしてもなんでこう使い安そうな奴がいないものか…」


一人は文字通り火力魔法特化、もう一人は近接特化、最後はサポートのみと来た。チームを組めば強いかもしれないが、弱点が多すぎる。


おそらく一人倒されればドミノのように崩れるパーティーだろう。倒れたメンバーによってはダンジョンから脱出すら出来ない可能性もある。


「とりあえず考えておきますよ。とりあえずこんなドミノみたいなパーティーで戦わせる訳にはいきませんし」

「ドミノか…その通りじゃろうな。まぁ頑張ってくれ。学校側は出来るだけのサポートをするつもりじゃ」


決まったものは仕方がないので、自分のデスクに戻り、ファイルをキーボードの上に置き、授業に向かう。


「にしてもまた面倒だなぁ…」

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