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錬金術を不遇とか地味とか言ったやつ出てこい。  作者: 普通のもやしっぽいもの
第一章 電脳魔術師(デジタルヴィザード)編
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月曜日

「あ~……月曜日だぁぁぁぁ」


朝起きて開口一番が憂鬱なセリフになるのは一体どうしてなのだろうか?おそらく月曜日だからに違いない。


「ごはん出来てますよ~」

「あぁ、ありがとうございます」


相変わらずあのおっさん魔王の妻とは考えられないほどの美人である。黒髪だし、和服なんかも似合いそうだ。夏になったら魔王と一緒に浴衣着せて花火大会にでも行かせてあげようか。


「あれ?魔王は?」

「あの人なら……どうやら昨日風俗に行っていたようなので…少しお灸をすえておきました」


馬鹿だなぁあいつ。女が独占欲が強いのを知らん訳でもなかろうに。にしてもこんな美人の奥さんがいるのに風俗にまで行くなんて贅沢な奴め。


いつか男に刺されるんじゃないか?まぁ刺されても無事だろうがな。


食卓につく。と同時にからっからに干からびた干物のような魔王が階段から姿を現す。


「おはよう……」

「お、おう。大丈夫か?」


見るからに干からびている。生気が感じられないのに大丈夫か?と聞いてしまうのは日本人の特性のようなものである。


「もう…一滴も出る気がしねぇ…栄養剤くれ…精力剤でも構わん…」

「はい、あなた」


奥さんがさっと栄養ドリンクを手渡す。まぁある程度は問題ないだろう。というかこいつら三人目でもつ作るつもりなのか?だったら産婦人科でも紹介してやろうか、と思ったが、今その事を口に出すと今夜あたり魔王が死んでしまいそうなので喉元で堪える。


魔王も食卓につき、いただきます、と言って食事を開始する。相変わらず魔王の娘と息子は朝に弱いようである。

いつも学校への登校時間ぎりぎりに起きて急いで登校しているらしいが、それで間に合っているんだろうか?


そんなどうでもいい事を考えながら食事を終え、いつもの白衣を着て学校へ行く。白衣をいつも着ているのは癖のようなものだ。今では白衣を着ていないと落ち着かない時もある。


「いってきまーす」

「いってらっしゃい」


魔王の奥さんに見送られ、家を出る。というか魔王ってどうやって奥さんを落としたんだろうな?あの甲斐性なしの挙句女心の分からん朴念仁がどうやって落としたのかはまだ聞いていない。いつか聞いてみよう。


そう考えているうちに学校へ着く。


「おはようございまーす」

「相変わらず遅いですねぇ先輩」

「うっせ。ほっとけ」


前田君と軽口を叩きながら席につく。


この学校は今日も平和である。

月曜日ってなんであんなに憂鬱なんでしょうか。

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