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錬金術を不遇とか地味とか言ったやつ出てこい。  作者: 普通のもやしっぽいもの
第一章 電脳魔術師(デジタルヴィザード)編
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逆探知

職員室の隣の印刷室の床を開けるとある穴に飛び込む。


「久しぶりですねぇ」

「おう。そうだなぁ」


相変わらず薄暗く、明らかに目が悪くなるであろう部屋である。


ぶっちゃけ電灯を持ち込むのが面倒くさいだけなのだが、今はその事は置いておこう。


「じゃあさっさと入りますよ」

「へいへい」


パソコンを起動し、電子化ダイブを開始する。


「相変わらず何もないですねぇ……」

「だって編集面倒じゃん?」

「だからと言ってこんな全く何もないとは…」


PCの内部は色々編集してダンジョンのようにできる。だが、俺は実際面倒臭いので放置している。そもそも初心者が作ったってたかが知れているし、まずセキュリティが突破された時点でダンジョンの意味もほとんどないだろう。


「じゃあとりあえず足跡から追跡開始しますね」

「おう、頼むわ」


ホワイトハッカーというのは、パソコン内部を編集し、セキュリティをくみ上げる事でハッカーから身を守る職業である。だが、それ故に侵入するだけのハッカーの思考を読み切っており、相手がイライラしたりするのを想定しながらニタニタ笑いながら設定している奴らもいる。


「チッ痕跡薄いな。足跡はなしか」


仕事モードに突入した。逆探知を開始しているらしい。どうやら侵入アクセス履歴、通称足跡は無いらしい。足跡を残したら最後、こいつの仕事を一回見てみた事があるが、中に入っている如何わしい趣味的な個人画像フォルダをラインやらツイッターに拡散させた挙句、全てのメールの中にウイルスを仕込み、端末を使い物にならなくして、社会的地位を殺した上で逮捕させて精神崩壊させてたからなぁ。


ホワイトハッカーのホワイトってなんだろうなぁ?と錯覚した瞬間だった。


「痕跡は確実にあるな。よし、どれだけ探れるかなぁっと」


痕跡が薄いのと足跡がないのは違う。痕跡がないのは完全にどうしようもない場合だ。痕跡があると言う事は可能性があると言う事である。


俺のパソコンから別のノートPCにアクセスし、そこで痕跡を解析する。さらにそれと並行してウイルスを生産している。やっぱりウイルス使うのか……巷じゃこいつのあだ名はグレーハッカーと言われているらしい。


法に触れるギリギリ、水面の上10㎝を飛行している飛行機のような事をしているので、嫌悪感がある奴は頼みに来ないが、それでも相手に仕返しをしたいとかそういう奴らが頼みに来る場合がある。


「解析終了……なるほど。中々いいの使ってんじゃん」


相手のPCのCPUとグラボ、マザーボードが判明する。


ここまで突き止められたらもう詰みだろう。狙った相手が悪かったと思ってくれ。

昨日は消えたから新しく書き直した(´・ω・`)

これからも頑張ります(*´ω`*)

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