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錬金術を不遇とか地味とか言ったやつ出てこい。  作者: 普通のもやしっぽいもの
第一章 電脳魔術師(デジタルヴィザード)編
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回想

主人公のちょっとした過去的なアレ。

調査は明日してくれるようなので、俺は一旦家に帰ることにした。


「にしても弟子に会うのは久々だったなぁ」


最近弟子に会う機会が減っているので、かなり久々だった。


弟子と言えば結構昔の事を思い出した。


~回想~


「お前はアレだな。よくある主人公の最初の敵対するうざい優等生みたいなポジションみたいな奴だな」

「なんすかそれ」


この時の俺は16歳であった。礼儀やらなんやらを適当にこなしていた魔法系の生徒だった。


「お前の才能は錬金術に偏っててな。錬金術系以外の才能が普通の人が100だとするなら60~70くらいしかない」


俺の師匠は人の才能を見抜くのが非常に得意だった。それ故に教師になり、優秀な生徒を多数輩出していたのだ。今思えばもうちょっと感謝しておけばよかったと思う。


「その分の才能はほぼすべて錬金術にぶち込まれている。で、さらにお前の才能には特徴がある。成長速度が速いんだ」

「成長速度?」

「お前、上級魔法使えないだろ?他の奴らは普通に使えてるのに。でも中等部じゃかなり優秀な部類だったろ?」

「何故それを……」


この時の俺は結構困惑していた事は覚えている。成績は教えていないはずだったし、中等部に居た頃の俺の事なんて知らなかったはずだからだ。


「お前は成長速度が早いからな。ある程度のラインまでは天才かというレベルで成長することができる。だが、成長限界が低いから精々二流程度にしかならん。例を挙げて説明すると、お前は今から野球部に入ったら1年以内に球速は125㎞を超えるだろう。だが、130㎞を超える事は絶対にない」

「えぇ……」

「来年になったら錬金術に移行しろ。ぶっちゃけお前は上級魔法を使えない」


こう断言された時、一瞬目の前が真っ白、というかモノクロに見えた事は覚えている。


「まぁそう悲観するな。部を掛け持ちしまくれ。そうして伸び悩んだらすぐその部を退部を繰り返せ。そうすれば技術だけは沢山身についていくから」

「はぁ……」


この時、俺は話をほとんど右から左へと聞き流していた。まぁ言われた事を実行し、格闘術、剣術、狙撃、弓術、ドライビングテクニック、格ゲー等々、さまざまな技術を手に入れた。全部二流程度だが、それでも役に立つのだ。相手がどんな風に動いてくるかを理解するのに役にたった。事前知識が0なのと1あるとでは天と地ほどの差があるのである。


~回想終了~


「実際師匠の言う通りなんだったんだよなぁ……葬式の時の写真にゃ悪意を感じたけどな。なんで頭テッカテカに光らせた奴をチョイスしてんだよと」


最後まで我が道を行く、というスタイルを貫いた人だった。それに関しては尊敬している。一生現役とか言って年考えずナンパを繰り返していた事に関しては尊敬はしなかったけどな。

大体の事はそつなくこなせる奴ですね。

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