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錬金術を不遇とか地味とか言ったやつ出てこい。  作者: 普通のもやしっぽいもの
第一章 電脳魔術師(デジタルヴィザード)編
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ハッキング

家に帰って来たぞぉぉぉ!!!

一旦コンピュータから抜け出して元の部屋に戻る。


「制御できない、ていうのはどういう風な感じだった?」


いきなり制御できなくなる何てことはありえないのだ。何らかの予兆があってしかるべきである。


「えーと……コントローラーを奪い取られたような……そんな感じですね」


奪い取られたような…か。考えられるのはハッキングかトラップか。トラップは無いと考えていいだろう。自分のパソコンにログインして発動するようなトラップなんて俺は仕掛けていない。


ハッキング?にしては防衛システムとかが警告してこなかった。


よほどのプロハッカーか?だとしたら目的はなんだ?情報の奪取だったらこいつのコントロールを奪い取る必要はないし、俺を殺す為?としたらもっといい殺し方があるはずだ。


考えれば考えるほど思考の泥沼に嵌って行くような気がする。一旦このことは忘れておこう。


「ふむ…調査するから今日はもう帰ってくれ。そして一週間後、また俺のところに来てくれ。その時には原因はわかっているはずだ」

「あ、はい」


堀川君は申し訳なさそうに帰っていく。あれ?そういや帰り方教えたっけ?


「どうやって帰るんですか!?」

「そこの魔法陣の上に立て」


そういってコンピュータの隣にある幾何学模様を指さし、移動させる。


魔力を込めると魔法陣が輝き、一瞬目の前が真っ白になったかと思うと姿が消えていた。


転移陣である。移動先は入り口の穴の近くである。


さて、これから考えるべきは対処方法だ。もしかしたらもう一回来るかもしれないし、対策はしておきたい。そして何よりこのパソコンがクラッシュとかした時にはいい年して泣く自信がある。


「仕方ない……あいつに頼るか」


今は自分より有能な弟子達を頼るぐらいしか出来る事はない。そもそも俺が全力で構築した防衛システムを突破して俺に気づかれないでハッキングしてくるのなんて俺の手には負えないのだ。


スマホを使い、電話番号を変えまくって面倒くさい弟子に電話をかける。かれこれ1年くらい会っていないが、あっちも忙しいだろうし仕方ないと言えるだろう。


コールが一回鳴り終わる前に弟子が電話に出る。


「もしもし!師匠ですよね!」

「あー。師匠だ。ちょっと困った事になったから出来れば一週間以内で会えるか?」

「ハイ!明日は休みですよね?いつもの喫茶店に10時に居ますから!」

「お、おう。頼むわ」


相変わらず無駄にハイテンションな奴だ。非常に面倒臭い。が、頼ることしか出来ない自分の無能さはさらに辛い。でもこれ以上上達はしないからなぁ…

明日から登校www

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