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錬金術を不遇とか地味とか言ったやつ出てこい。  作者: 普通のもやしっぽいもの
第一章 電脳魔術師(デジタルヴィザード)編
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電子戦の基本

そろそろ冬休みは終わりそうですねぇ……学生の皆さんは宿題を終わりましたか?

ちょっと時間を置き、堀川君に状況の整理をさせる。


「なんとか整理できました。それではお願いします」

「よし、まずは移動からだな」

「移動ですか?」


電脳世界ヴァーチャルリアリティの中は非常に広いのだ。インターネットの中なんだから当然だな。大量の記事やダミーの中から自分に必要な情報をサルベージするのだ。移動方法も徒歩なんかじゃやっていけない。


「基本は飛行だな。電脳世界ヴァーチャルリアリティには基本的に床というものはない。空を飛ぶことで移動する。OK?」

「えぇ…まぁ理由は分かりました。と言っても飛べって言われて飛べませんよ?」

「最初は体を空中に委ねる感じでいい。海で浮きをつけて浮いているような感覚だな」


堀川君の体がふわふわと浮かび上がり、地上から約1mほど離れる。


「おーい、ジタバタするんじゃない。暴れると落ちるぞー」

「は、はい!」


無駄にジタバタ暴れると思考が乱れて落ちるのだ。わざと落とす時もあるが、基本的には落ちる必要はない。


「とりあえず浮いたら移動するんだ。ちょっと先に床が浮いているのが分かるな?」

「はい」

「そこに辿り着け」

「え、ちょ、どうやって移動するんですか!?」

「あそこに行く弾道を描け。グレネードだ。グレネードの放物線をイメージしろ。爆発までイメージはするな」


電脳世界ヴァーチャルリアリティのルールはいたって簡単である。思考するのだ。どのように動くか、どのような情報を探すか、その全てを思考するのだ。


堀川君の体が放物線を描き隣の床に飛んでいき、そのまま無様に叩きつけられる。


最初の床から白衣の男が消え、堀川君の目の前に立っている。


「まぁ最初はそんなもんだ。何回か叩きつけられれば上達する」


実際俺は20回くらい床にびたんびたんと叩きつけられたしな。


「まぁ一々移動するのが面倒なら瞬間移動でも使えるようになればいい。1ヶ月もすれば素人でもできるようになる。壁の中にいるとかはよくあるがな」

「えぇ……」


堀川君はやっと起き上がり、眼鏡の位置を調整する。


「さて、これを後100回ぐらい繰り返せ」

「えっ」

「100回やれば覚えるから。ほら、はよはよ」


せかして最初の床と今いる床をびたんびたんと叩きつけられながら往復する。


10回目ぐらいでおぼつきながらも着地出来るようになり、30回目で綺麗に着地できるようになった。


「スピードを速くしてみろ」

「はい!」


今までよりも高速で放物線を描き浮遊している白い床を行き来する堀川君。100回目くらいになると着地はほぼ完璧にマスターできていた。

ついに平均評価が4ポイントになりました。皆さんありがとうございます!

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