想定外進化形(エクストラエネミー)と異常個体資質(アブノーマルスキル)について
説明回です。ちょっとわかりずらいですかね?
「お前らー。今日の授業は想定外進化形についてだ」
何故俺はこんな授業をしているのだろう。俺は元素の教師だったはずだ。よってこれは生命とかの授業のはずだ。
何故か俺が授業することになったから仕方がないか……
「せんせー。それって元素に関係あるんですかー」
「無きにしも非ずって程度だ。どっちかと言うとダンジョン系の座学で学ぶはずなんだがな」
本当になんで元素の授業でこれ教えなきゃいけないんだよ。
「とりあえず、まずは基本からだな。お前等、想定外進化形についてどれくらい知ってるって聞いてもあんまりいい答えが無いのは知ってるからさっさと説明に移るぞー」
「いいか。想定外進化形ってのはダンジョン内の魔力、魔素の集合体が魔物に異常吸収されることによって発生するんだ。スライムで例えてみよう」
スライムの図を描き、その中に○を5つほど書く。
「スライムはこれぐらいで構成されているが、想定外進化形だと、この中に」
○をさらに30個ほど付け足す。
「これぐらい入っている。おかしいだろ?普通は崩壊する。だが、崩壊しなかったのが想定外進化形だ」
スライムの上に大きく想定外進化形と書き、強調する。
「で、ここまで魔素が増えていると、体内の魔素の配分が崩れる場合が多い」
○にそれぞれ色を付けていく。
「例えば、火の魔素が多かった場合、特性が追加される可能性がある。大体10パーセント程度だがな」
スライムの体を赤く塗りつぶす。
「で、その場合に習得するのが異常個体資質というものだ」
別の場所に移動し、異常個体資質と書き、その下に箇条書きにするように点をつけていく。
「この異常個体資質には、さまざまなものがある。だが、傾向として、どんな奴でも大体厄介になる。炎だったら火球を飛ばして来たりな」
点の隣に炎と書き、その隣の点に火球やら火炎付与とかを書く。
「せんせー。火炎付与ってなんですかー?」
「文字通り燃えるんだ。攻撃したらその武器にガソリンでもぶっかけて点火したみたいに燃える。初見殺しみたいな感じだから、想定外進化形と戦いには武器を何個か持ち込むのがセオリーだ。間違っても主力の武器で最初から斬りかかるとかは避けろ」
これで大体の注意点は伝えたはずだ。
「一番面倒臭いのは雷だ。非常に珍しいけどな。帯電してるから下手な装備で斬りかかったり近接攻撃をすると感電して最悪死ぬ。そうでなくとも絶大な隙をさらすからな。帯電をしていたら一旦引いて装備を変更するといい」
他にも闇とか光とかあるが、それは出現するダンジョンが決まっているという非常に珍しいモンスターだ。
ついでに主人公が倒したのは炎の異常個体資質持ちです。
特性は火球(大)です




