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意地で生き残れた奴って少ないよね

5対1です。リンチです

……マジでどうしよう。勝てる気がしない。まともにやらなければ勝機がいくらかあるけど生徒相手にやる技じゃないしなぁ。


牽制は意味なし。願うなら相打ちで死んでほしい(願望)まぁそんな上手くいかないんだけどな。


ちくしょーコレ無理じゃね?俺50歳だぜ?アラフィフだぜ?ぴっちぴちの若い奴らに勝てるか!


「……お前等とやる前に他の生徒保健室運んでいいか?」


時間稼ぎ!露骨な時間稼ぎである。というかそろそろサルとか死にそうだから時間稼ぎ以外にも理由はあるけどな。


「いえ、その必要はありません」


清楚系美女(聖剣)の能力はビームぶっぱ以外にも回復とかも出来たような気がする。というか聖剣というより攻撃型勇者って感じだ。


そういや今勇者の奴何やってたっけか?普通に働きながら剣術教えてたっけか。しばらく会ってないなぁ(現実逃避)


美女が聖剣を掲げると緑の閃光が走り、その範囲内の生徒が全員の傷が修復されていく。なんちゅー回復や。僧侶とかもういらないんじゃないかな。


「……今復活した奴らはとりあえず戦線から外れろ。リタイアしたろ?」


その言葉には正直に従ってくれる。マジでありがたい。ここで敵対したら勝機が0に非常に近くなる。

もう0に近いのは内緒である。


校舎には結界が張ってあるので、校舎の中から見学してもらう。


……さて、本気で行くか。


校長先生。すいません。グラウンド、壊します。


「さて、先生、覚悟はよろしいですか?」

「お前等こそ負ける覚悟は大丈夫か?」

「せんせー。あんたまだ、この状況で、勝てるとでも?」

「もちろん」

「潰す」

「簡潔で結構。面接よくそれで受かれたな。さて、そろそろ行くぞ」


普段来てる白衣の中に隠してあるドーピング薬を全て飲み干す。これで全ステータスが約10倍、全盛期くらいになった。


まず巨神の剣が振るわれる。と同時に尋常じゃない風圧とともに体が吹き飛ばされそうになる。


そのまま風圧に乗り上空に舞い上がる。


「ICBMだ!」


ICBM。大陸間弾道ミサイルである。俺の十八番の一つであり、必殺技である。


まずは十発。校庭グラウンドに満遍なくばら撒く。校庭まるごと消し飛ばす。だがこの程度で固有能力やつらは死なない。


「さらにオマケの4.8トン榴弾だ!」


幅10m、深さ10mもの破壊力を持つ榴弾を雨あられと降らせる。物量作戦の極みである。


「――おらぁ!」


巨神の腕が振るわれる。ペル○ナも完全に出て来てやがる……不味い!圧倒的に不味い!


風圧で俺は紙くずのように再度舞い上がる。臓器が何個か逝きそうだぜ


「――エクスカリバー」


真下から半径3mほどの極光が俺を飲み込もうと迫る。


「おらぁ!」


目の前に壁を作り出してそれを蹴る事により無理やり方向を変える。


「ドラゴンブレス」


神龍の吐息が放たれる。色は虹のようであり、とても幻想的だが属性的には七属性混合である。ふざけるな。


当たったら即死、防御もできない。なら避けるしかない。


「壁回避!」


また壁を作って蹴り、回避する。だが今回は極光とは違い、ブレスなので爆発する。爆発とはつまりエネルギーの膨張、そして拡散である。


無論今回もその法則に当てはまり、ブレスが拡散し、七色の爆発が迫る。


もちろんこれも当たったら死ぬ。


「アダマンタイトフィールド!」


世界最高の金属であるアダマンタイトを周囲に纏う事で事なきを得るが、それでも状況は全く好転していない。そして死神はどこ行った。


「やあ、先生」


背後から爽やかヴォイスが聞こえると同時に冷や汗が噴き出す。


「いいや、限界だ!押すね!」


アダマンタイトフィールドは自爆機能がついている。それも結構デカい規模のだ。


「ぬおおおおお!!」


気合で耐える。校庭がぐちゃぐちゃで、砂埃が舞っている。武神はまだ動いていないのが幸いか。


「そりゃ」


気だるげな声と共に砂埃を切り裂いて衝撃波が迫る。


「水ゥ!」


眼前の空気を水に変換、衝撃波を受け止めるが勢いが殺しきれるはずもなく俺は水をかぶる。


「ええい畜生こちとら何の特徴もない錬金術師なんだぞ……」


そういいながら飛んでくる衝撃波をよけ続ける。


「無視してもらっちゃ困るねぇ!」


巨神が剣を叩きつけるように振り下ろす。


「地下回避!」


地面の物質を一瞬だけ変換し地面にもぐり、巨神の足を掴む。


「もらったぞ!」


足の構成物質、細胞を全て入れ替え爆弾にする。


「爆破!」


足一本をもぎ取る。


「こんにゃろ!出てきやがれ!」


巨神は地面に両腕を叩きつける。局地的地震が起こったかのような揺れ。圧倒的なパワーである。


咄嗟に地上に出た俺だが目の前にいたのは聖剣である。


「死んでください」


ニコッと笑って言われたので結構傷ついた。


「ガラティーン」


聖剣が燃え盛る。そんなんで切られたら俺死んじゃう。こうなったら必殺技を使うしかないな。


「メガトンパンチ!」


女子に向かって腹パン。俺の男女平等パンチが炸裂する。


少したじろいだのでドーラ砲(4.8トン榴弾)をおまけに付けて逃走する。


「足元」

「単語会話やめろぉ!」


足元に衝撃波が着弾する。危うく足切り落とされるとこだったぜ


「あら?お前なにやってんの?」


校門の方からそんな声が聞こえる。間違えるはずもない。このおっさんヴォイス。魔王である。



ヒーローは遅れてやってくるらしいですね。魔王ですけど

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