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クロスタウン・アンノウン  作者: オブチアスマ
第1章 北条財閥と国際函館南警察

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第6話 記者会見1

 件のUFO飛来・爆発事故の見解についての警察による記者会見は

札幌の道警本部にて行われると事前情報が流れたが所轄の函館南警察署からの強い要望により南警察にて行われる事となった。

後ろには署長・北条一凜がいると思われる。

 

 この記者会見に急遽、全国のマスコミが押し寄せ混乱も予想されていた。

なぜならネットの動画サイトに一瞬だが

アップロードされた動画がTV各局を始めネットでは世界的規模で大騒ぎになりつつあったからだ。


どんな動画もダウンロード保存される時代。


そして今回の動画に関しては

「UFOではないか」

「被害者は宇宙人か地球人か」などとSFめいたオカルト的噂が世界中に広がり

文字通り世界中が注目する記者会見だった。


 南署においては、あらゆるマスコミが大挙して押し寄せたために

事件から翌々日の夕方18時に会見開始となっていた。


 会見場には申し込みと許可証が配布され各社の場所取りなどで小競り合いも発生し現場の対応も混迷を極めていた。


会見の対応署員の中に森刑事、林刑事、宮田ミキも配属され得体の知れないジャーナリストの排除などを担当していた。


 事件から二日後の18時、予定通り記者会見は開始。

 

 質問攻めの混乱を避けるため予め記者団の質問を、まとめて新聞記者の代表が質問することになった。


矢面に立ったのは南署愚連隊・鬼軍曹と、あだ名がある

函館南警察署・副署長、秋葉勝教(あきばかつのり)であった。


部下を3名従え会見場に着席した。

「えー南署、副署長の秋葉です。

それでは事件の詳細につきまして警察の見解を、ご説明いたします。

まず爆発事故の詳細につきましては現在、調査中でございますので断定的な容疑者、事故原因につきましての発表は再度、時間を頂いた上での発表とさせていただきます」


「あー?なんだよ、どうなってんの警察!」

予定より大幅に待たされイラついた記者のコメントで会場の人々は色めき立ち各々大声あげ質問しだした。


「はい、ご質問はごもっともでございますが、ただいま調査中であります。各、記者様のご質問には、いずれ、お答えいたしますので落ち着いてください、では代表の方どうぞ」


「ネットに上がった動画についての警察の見解をお聞かせください」


「はい、ネットに上がりました事件の動画につきましては我々警察も確認いたしております、しかしながら昨今の流れですが

あの動画が本物であるのか或いはCGによる捏造ではないのか、といった検証中でありまして断言は控えますが我々警察は愉快犯によるCG捏造動画の可能性を否定できません。


よって現在、動画をアップした人物を重要参考人として事情聴取致しておりますが詳細につきましては後日、警察より発表になると思いますので先走った報道は厳しく謹んでください」


「では質問を変えます。動画内に写っている倒れていた黒い服装の二人について詳細お願いいたします」


「はい、色々な憶測があるようですが、あのふたりは人間ではありませんでした、配置した者の目的は不明ですが2体のマネキン人形でした」


マイクを持った記者代表が食ってかかる。

「し、しかし動画ではマネキン人形ではなく黒い服の人間が動いている様が撮影されていましたが、どういうことでしょうか・・・・」


「ですから、あれは、ただのマネキン人形で人形がさも動いているような動画は愉快犯によるCGなどによる捏造動画ではないかと我々警察も科学的解明をしている最中なのです」


「では、その人(・)形(・)は今どこにあるのでしょうか」


「はい、現在、我々南警察にて保管されております」


「では私たち記者の前に、その人形を公開してください」


「はい、現在、事件の詳細につきましては捜査の重要な情報となりますので証拠品の公開は控えさせていただきますが、二体の黒い人形に関しましては警察の威信にかけまして人形であると断言させていただきます」


「それなら公開しろ!」


「なんだよ、隠蔽工作じゃないかっ!」


記者たちは思い思いの野次を飛ばし


「事実隠蔽か」と騒ぎ出した。

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