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クロスタウン・アンノウン  作者: オブチアスマ
第1章 北条財閥と国際函館南警察

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第30話 ドーベルマン2

 署長が言う。

「なぁ坂本、実は北署の連中も、ちゃんと調べ、当日も刑事4人がかりで警戒中だったんだ、建物の前と後ろ固めてな。

あの親子の父親というのがテロ幇助(ほうじょ)の罪で服役中だったんだが現金と爆薬がアジトから消えてなくなっていて

隠し場所を吐かないと妻子の命はないと謁見に来ていた組織の弁護士に脅されていたんだ。


で、親子が死体で発見された時間の4時間前、刑務所内の檻(おり)のなかで父親は何者かに頭を拳銃のようなもので撃ち抜かれて死体で発見されたんだ。


妻子のアパートは警戒態勢で監視されていたんだが監視・警戒していた刑事4人は車の中で神経ガスか何かでやられて今も病院で治療処置中だ・・・


今、北署は騒ぎになっていて刑務所でも密室状態で発生した殺人事件に大騒ぎになっている、刑務所の監視カメラにはノイズが録画されていて拳銃の弾も見つからないし犯行の状況は何もわからないのだそうだ。


アパートの現場でも見た目は射殺体なんだが物証は何も出なかったそうだ。

でその受刑者・小田タカシを半年前に逮捕してぶち込んだのは我々南警察なんだ」

坂本

「それじゃあ・・・」

署長

「うーん、お前の予感は当たっていたんだ、だから他の署の連中も動いていたし、当然、お前も自分を責めることはない、問題は、そんな犯行が可能な人間は、どんな奴なのかって事だ。


いま、うちの興信所の人間も動いていて、明日、南署に対しても本部から正式に協力要請がされる、

実は問題の現金というのは、どうも偽札で爆薬も厄介な代物なんだ、

調べたのは署の守護神ナムサンだから間違いない、

おそらく精製されたウランとプルトニウムだ」


だまって聞いていた健一は驚いた。

「それって、かなり大掛かりな事になってないですか?」

署長

「うーん、で今日の殺人事件を発端に国家公安の担当も動くことになった。で、そっちからも内密で南署に対し協力要請があって防衛省も何か動き出すらしい」


森刑事

「署長、その爆薬が核だって、どうやって確認したんですか?」


署長

「それわあー、ほらナムサンにタイムマシンで遡って調べてもらったから、なにも行動に移さず、モニター解析や監視だけなら、すぐ許可出るから」

森刑事

「なるほど、じゃ間違いないんだ・・じゃ犯人も目星付いてるんですね」


署長 

「そこでだ、ちょっと大掛かりな作戦になりそうなんだ、相手はマフィアと拉致が得意な仲間の国、黒幕、ひょっとすると月の住人や魔物なんかも相手することになりそうだぞ、みんな」


健一

「あ、それで最近ナムサンここに来ないんですね、おかしいなと思ってたんですよ、ナーさんが秘密の任務があるなんて言ってたから」


坂本

「あのー、ちょっと待ってください、赴任したとき

研修で『ムービー』は見ましたけど、ただの警察署じゃないのは理解してました。

最後の方に出てきた

【ナムサン】ってキャンペーンキャラか何かのCGだと思ってましたけど、まさか実在してないですよね・・あれ」


署長

「んにゃあ、実在するさぁ本物だぁー、だいじょぶだぁー、健一おかわり」

ドドンとテーブルを叩く。


「あはは」と、みんな笑いだした。


 そう、坂本は、まだナムサンとは会ったことが無かった。


坂本

「いやいや、こんな物騒な状態で犠牲者もでて、犯人は、まだどこかに潜伏中なんですよ、なんでみんな笑ってるんですか?」


健一

「坂本さん、署長には作戦があるんですよ、いつも。こんな時、本当に頼りになりますよ署長とナムサンの三人は」


署長

「坂本、そこで君に頼みがあるんだ、今うちの署にはバイク12台あるな、あれ攻撃用に特殊改造するから、で新たにド(・)ー(・)ベ(・)ル(・)マ(・)ン(・)隊(・)として作戦に参加してもらいたい、10人の隊員を二班に分けてアジトに突撃の際、ドーベルマンに先頭切ってもらい、攻撃開始したい」


坂本

「はぁ、攻撃ですか・・・」


署長

「ん、副署長には言ってあるから、それにタイムマシンで過去に戻り、あの親子も救えたら最高だ、ブルドックとドーベルマンでシュミレーションよろしく頼むよ、よっ隊長っ!」


坂本

「あの、マスター私にも日本酒ください。

あの、署長、タイムマシンとか、なんだか全然わかりませんけど、なんかやる気が出てきました」

坂本は日本酒をぐ(・)い(・)ぐ(・)い(・)飲むと、おかわりをした。

「もうイッパイお願いします」


署長

「あ、そうか、わりと単純だな、お前、それでこそドーベルマン隊長だ、たよりにしてまっせえー」


 だんだんと場は盛り上がってきてはいたが、健一とミキは話から

何かとんでもない戦闘になるのではないかと少し不安な気持ちが胸をよぎっていた。


 件のバイク、ドーベルマンは、フルシールド、転倒したり衝突しても

シールドによってレ(・)ー(・)サ(・)ー(・)は微塵も傷つくことはない。

正面に30000発・連射可能のガトリング銃、

両サイドにはロケット砲、後部にもロケット砲、

タンク燃料を応用した火炎放射器が装備されており、

自動走行機能が有るばかりではなく運転メーター下部に変形ボタンがあり、


アガルタテクノロジーAI搭載、ボタン一つで本当にドーベルマン犬型にバイク本体が変形し四足歩行で独自に逃避、攻撃が可能、

命令は各レーサーのヘッドギア・マイク音声によりいつでも指示が可能な


 とんでもないバイク型・変形ロボットだった。

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