表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妖魔と共に見る景色  作者: てぃたいむ
第1章 ムネーモシュネー
35/38

覚悟

「お前だよ。お前が邪魔しなければ!!………なんて、言うと思った?」


まだ目が死んでいない。

どんだけしぶといんだよ。

50対2が1対2になったんだぞ、

少しは焦れよ。

絶望しろよ。


「私はここで消えるかもね。それでも、最後まで諦めない」

「なら、戦うことを選ぶの?」

「ああ」


徹底的に戦うしかないようだ。

私は二度こいつに負けた。

でも、今は負ける気がしない。

ミィがいるから?

いや、1人でも負けないね。


「いこう。ミィ」

「はい。和乃さん」


私たちは同時に動き出し、同時にドロップキックをした。


「くぅ、!」


ミィはすかさず次の攻撃を繰り出していた。


ていうか、改めて見るとものすごい戦闘センスだな。

お姉ちゃんとどっちが強いのかな?


「和乃さん!よそ見しない!」

「はっ!ごめん!」


今は集中しなくちゃ。


ミィがしゃがんだので、その上を飛び越え、蹴りを食らわせた。


そのまま殴り合いになる。

前は抵抗すらさせて貰えなかったのに……

今は1体1でも問題なくやりあえている。


それは覚悟ができたおかげだろう。

大切な人を守り抜く覚悟を。


私は1度後ろに下がり、ミィと視線を合わせた。


できるよね?


お互い頷き合い、拳を構えた。


「この一撃で」

「終わらせるよ」

「……舐めるなよ」


信じられなかった。

誰も信じられなかった。


でも、もう違う。

アレンと出会い、すみれと出会い、夜端と出会い……


そして、ミィと出会った。

彼女が全て変えたんだ。

だから……信じるよ、ミィ。

あなたにどんな過去があろうと。


この一撃に全てを乗せるんだ。

怒り、悲しみ、苦しみ。


「「うぉぉぉぉぉぉ!!」」


私とミィの拳はキオクを捉えていた。


ようこそ。

喜び、楽しさ。


「私たちの勝ちだよ、キオク」


それは終戦の合図だった。

すいません。終わりませんでした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ