表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妖魔と共に見る景色  作者: てぃたいむ
第1章 ムネーモシュネー
24/38

胸守夜端

僕は気づいた、

和乃が最近変だってことに。


3日前に和乃について行ったら、安藤さん達からいじめを受けていた。


僕はその時どんな感情だっただろうか?

怒り?

悲しみ?


違う。

感情なんてなかった。

ただ疑問に思う。


なぜ和乃は抵抗しないのか?

と。


和乃はおそらくそこら辺の人間とは違う。

あのビデオの時もそうだけどそれだけじゃない。


そこが見えないんだ。


僕は見た。

大人の男数人を相手に無傷で勝利していたのを。


おそらく彼女はまだ全力ではない。

本人は出しているつもりかもしれないが、断言できる。


彼女はバケモノだ。

バケモノに育てられたならわかる。

でもあの子は人間の子だ。


おかしいんだ。


だからこそ抵抗しないのが分からない。


いや、わかってる。

本当はわかっている。

僕は僕達のせいでいじめられているという事実を否定したいだけだ。


多分、僕達の誰かを人質に取られているんだと思う。


その事実を知った時、僕は泣いた。

彼女の苦しみを考えて泣きわめいた。


本当に泣きたいのは和乃のはずなのに、

僕は泣きじゃくったのだ。


もう終わらせなくちゃいけない。

和乃の苦しみも、

僕達の責任も。


僕が終わらせるんだ。


だからこそ、この目の前にいる奴を僕は…


僕は、



殺す気でいる

次の話も夜端視点です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ