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二人暮らしのユメとミオ  作者: 黒猫の凜


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3/7

ユメの生活② ルールは守ってる…はず!

今日も朝早くから、ミオの部屋は電気が点いている。

廊下側から見ると、扉の端から光が漏れているのですぐ分かるのだ。


初めのうちは、朝からゲームなんて疲れないかなと心配してたけど…

最近はもう慣れてきて、電気が点いてるのを見ると、今日もちゃんと起きてるなと安心するようになった。



……



半年前——


わたしとミオは、一緒に暮らすにあたって、いくつかのルールを決めた。



・相手の部屋に勝手に入らない

・家事は分担する

・同居していて嫌なことがあればちゃんと言う



多分、こんな感じだった。

紙に書いて貼っているわけではないので、はっきりとは覚えていない。

けど、半年間大丈夫だったのだから、きっと合っているはずだ。



“相手の部屋に勝手に入らない”


これについては、一度だけ揉めたことがある。

ミオの部屋を掃除しようとして止められたのだ。


その時は、

“掃除くらいいいじゃん!”

“ミオの為なのに…!”

と思っていた。


でも月日が経つにつれて、自室はミオにとってすごく大切な場所なんだと分かってきた。

なので、今となっては少し申し訳なかったと反省している。


最近のミオは、わざわざ私がいる時に扉を開けて掃除機やコロコロをかけている。

自分で掃除してるから大丈夫だよ〜というアピールなんだろうけど、なんとも愛らしい。



家事の分担も、初めは半々にしていたのだけれど…

どう考えてもミオの方が仕事が忙しいし、わたしは暇な時間が多かったので、少しずつ家事を引き受けるようになった。


ミオは、半々から変える時はすごく申し訳なさそうだった。

その時は、“いいから、わたしにやらせて!”と強引に押し切った気がする。


そう思うと、最近は素直に甘えてくれてるということだろうか…?



……



朝食の準備が終わる頃になると、ミオが部屋から出てくる。

少し凝っているのか、首をぐるぐる回していた。



「おはよ〜、ミオ!疲れてない?」


「うん、おはよう。いつも通りだよ。」



(それって、いつも疲れてるってことなのでは…?)


そんな疑問が浮かんだけど、口には出さなかった。

声のトーンからして、大丈夫そうだと感じたからかもしれない。


いつも通りなら、多分良いってことだ…


そう思いながら食卓についたけど、目の前にはさっそく“いつも通り”ではない姿があった。


今日のミオは席につくと、卓上をじっと見つめてなにやら思案している。

声をかけるべきか悩んでいると、ミオは軽く顔をあげてこちらに目線を向けた——



「……いつもありがとね。」


「え、なにー?どうしたの??今日は機嫌良いね。」


「……別に。いただきます。」


「はい、いただきます♪」



急にどうしたのだろう…?

昨日のやり取りを、まだ少し気にしていたのだろうか?


なんにせよ、機嫌が良さそうでよかった。


今日はこのあと、久しぶりに2人でショッピングモールまでお出かけする予定だ。

せっかくなんだから、お互いに楽しみたいもんね。

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