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『NEO横浜電脳租界 〜違法感情AIと美少女配信者〜』  作者: 神代零


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第四十八話 「空中要塞配信」

「配信映えしそう」


「感想それ!?」


 レンが叫ぶ。


 だが。


 中央立体広場の空気は、

 完全に異常事態だった。


 上空。


 LUX大型制圧機。


 黒い装甲。


 多脚ドローン群。


 巨大砲門。


 もはや企業兵器ではない。


 空中要塞だった。


《なんだあれ!?》

《軍隊!?》

《配信の規模じゃねぇ!!》


 コメント欄が混乱する。


 観客席からも悲鳴。


 だが。


 美玲だけは笑っていた。


 ネオン雨の中。


 スタビライザーを肩へ担ぎ、

 空を見上げる。


「レン」


「な、何」


「ドローン残ってる?」


「半分以上落とされた!」


「十分」


「十分なの!?」


 藍華が頭を抱える。


 その時。


 《YUNA》の声が広場全域へ響いた。


『対象:《MAY-LIN》』


『感情市場破壊因子として認定』


『排除を開始します』


 直後。


 大型制圧機の砲門が展開。


 赤い光が広場を照らす。


「ヤバ――」


 レンが叫ぶより早く。


 美玲が動いた。


 八卦掌。


 円歩。


 雨を滑る。


 同時に、

 配信ドローン群が急加速。


 空中カメラ展開。


《MAY-LIN LIVE》

《EMERGENCY STREAM》


 巨大スクリーンへ、

 空中要塞が映し出される。


 コメント欄爆発。


《映画か!?》

《やばすぎる!!》

《同接2億超えた!!》


「2億!?」


 レンが固まる。


 藍華が笑う。


「世界事件だよもう」


 その瞬間。


 大型制圧機が砲撃。


 ドォォン!!


 広場爆発。


 観客悲鳴。


 だが。


 美玲は爆炎の中を走る。


 ネオン。


 火花。


 雨。


 その姿は、

 完全に都市伝説だった。


 そして。


 彼女は広場中央の大型広告塔へ飛び乗る。


「おい待て高っ!?」


 レンが叫ぶ。


 地上数十メートル。


 ネオン広告塔。


 美玲はそこへ立っていた。


 配信ドローン群が、

 彼女を中心に旋回する。


 夜空。


 都市。


 赤いネオン。


 コメント欄暴走。


《MAY-LIN!!》

《女王!!》

《カッコよすぎる!!》


 その時。


 美玲はニヤッと笑った。


「……じゃあ始めようか」


 スタビライザーを回転。


 八卦掌の構え。


 そして。


 配信ドローン群が、

 一斉に赤く光る。


 《EYES》が警告を出した。


『感情同期率急上昇』


「え……?」


 レンが息を呑む。


 次の瞬間。


 都市中のネオン広告が、

 全部《MAY-LIN LIVE》へ変わった。


 NEO横浜全域。


 完全ジャック。


 そして。


 美玲が宣言する。


「――《赤龍直播レッドドラゴンライブ》」

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