第7話 さらなる情報収集へ
柳林「どうも。静岡県警の刑事の柳林と申します」
本間「本間と申します」
警備員「美術館を警備しております。G警備会社に勤務しております、関口 敦士と言います。」
本間「今野ようこさんは、ご存知ですね?」
関口「はい、ようこは、中学の時の同級生です。俺最近ここに務め始めたんですけど、大河原毅俊の公開レッスンに、ようこが来てて、偶然会って2人で驚いたんです。 懐かしくって、意気投合しちゃって、ようこ毎日暇だって言うから、今度飲みにいこうぜって誘ったんです。もちろん2人じゃなくて、ほか同級生も呼ぼうって。同窓会ですね。旦那さんが心配性みたいだから、あまり夜遊びはできないみたいで。俺もなんにもないのに逆恨みされたら困りますし。笑」
本間「セクハラをしたという記録がありますが」
関口「あーぁ、それね セクハラじゃなくて、チカンですよ。電車に乗ってて、なにもしてないのに、触った 触ったって。ちかん扱いされて、駅員が集まってきて、警察に突き出されて、当時働いていた会社で働けなくなり、大変でした..」
本間「そうだったんですね」
関口「ようこ 何かあったんですか?」
本間「今野ようこさん、殺されたんです。」
、、、、、、、、、、、、、
─────────
ようこ「関口君、待った?」
関口「いや、さっき来たとこ。待ってないよ。」
ようこ「やっこちゃんと川村さんは あとから来るって。
神田はもう店について、先に一杯やるかなって言ってる笑」
関口「今日はみんな酔っても大丈夫だよ、私が会計係やるからってしっかりものの勝亦ちゃんが言ってたよ。」
ようこ「ねぇ、関口君と偶然会えてほんと良かったと思ってるよ。こうして、久々にみんなと会えることになったし。 」
関口「俺もようこが美術館にいた時、嬉しかった。まだ仕事慣れてなくてなんとなく孤独だったからさ、あんとき。」
ようこ「なにいってんのよ。優しい奥さんとかわいい娘さん達がいるんだから、孤独なんかじゃないじゃない!」
関口「まぁ、そっだな、、笑」
ようこ「さぁ、いこう!今日は旦那も行ってきていいぞって言ってくれたし、旦那様を裏切らないように、わたしも来てよかったって思えるように過ごしたいわ。」
関口「なんにもないとしても、奥さんが男がいるところに出かけるって、旦那は心配するもんだからね。。」
ようこ「男女ってめんどくさい。本当に、なにもなくて、ただ楽しく飲みたいだけなのにね。不貞行為なんてしないし、ただ ふざけたり喋ったりして、同じ時間を流れていくのを、溶けていくのを、同じ時代に生まれた人間として、分かち合いたいだけなのになぁ。
子供の時はなーんにも考えないで、男と川遊びしたり、夕方5時のチャイムがなって少し薄暗くなっても、公園で普通に男と遊んだりしたのになー。」
関口「大人になると、アダムとイブのりんごの味を覚えちゃうからね、みんなそれぞれ心配になるんじゃないかな?」
ようこ「そうかもねぇ。
それにしても男と女の関係って、めんどうだなって思う時 あるなぁ。」
関口「でも旦那さん、よく許してくれたね。家で気持ち落ち着かないと思うよ。きっと。なんか同窓会から始まった背徳の恋みたいな、、あるじゃん。」
ようこ「まぁ、、、そうだね、起こる人は起こってるかもね、、笑。 うん。早めに帰るにする。
旦那を心配させないように。
ちょっとでも、みんなと会えてうれしいわ。
関口君、 友達っていいね。
関口君、 ありがとうね。
こういう場をもうけてくれて。」
─────────
本間の言葉を聞いて、
関口はショックを受け言葉を失い、呆然としていた。 そしてしばらくすると 柳林は 関口の目に 涙が滲んでいるように みえた。
つづく




