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第4話 事情聴取の前に

柳林「ほいでぇ、、 その大 大」




本間「大河原毅俊(おおがわらたけとし)です」





柳林「あっあー。 その大河原毅俊の公開レッスンが行われた日から、一週間ごとに この4人の女性達が次々に殺されていってるってことだな、、?」




本間「はい、 そうなんです。。公開レッスンは、4月29日に行われ、5月6日に岩谷叶実、そこから一週間後に今野ようこ、北川青葉、そして日高月詩。と次々に。そしてみんな自宅で 薬物死です。体内からヒ素が検出されています。多分、被害者が見てない隙に、飲み物にヒ素を入れて飲ませたのではないかと。そして薬物で死んでいるのに、なぜか唇がナイフで切られていて。奇行が見られます。被害者以外の指紋が、数箇所にみつかったのですが、拭き取られていて、正確な指紋を検出することは出来ませんでした。綿密な計画的な犯罪です」





柳林「サイコパスだな..」





本間「はい。 犯人は被害者の自宅に行き、薬物を飲ませ殺害し、なぜか薬物で死んでいるのに、唇を切る。。逆にナイフで滅多刺しにすれば、薬物は必要ないのですが、なんだかまどろっこしい殺し方をしています。 世の中は、大河原が犯人じゃないかと疑って騒いでる人も少なくありません。




大河原は4人全員と会っているという証言も得ました。」





女「え?!ほんと?!」





本間「はい、大河原の家政婦の言うことによると、大河原は、自分のアトリエにそれぞれ別の日に4人を呼び出し、籠り、ずっと絵を書いていたと証言しています。





どうやら裸体画のデッサンモデルを頼んで、4人とも引き受け、その部屋で 描かれていたようです。



先日アトリエに行ってきたんですが、4人の描かかれた裸体画が、ありました。まだみんな描き途中で、また会ってその先も絵を進めようとしていたのではないかと推測されるのですが、、




しかしアトリエに来た数日後に、全員自宅で亡くなるのです。」



女「その時大河原はアトリエでは殺さなかったのね」




柳林「死体の処理に困るからだろうな。

後日被害者の自宅に出向き、自宅で被害者が死ねば、誰かに見られたりしない限り、指紋を残さない限り、大河原は証拠隠しができる。少なくともアトリエで殺すよりは。



本間、大河原が毒薬を手に入れられるルートを洗ってみろ。もう少し念入りに調べた方がいいな。




ママ、ちょっともう一杯、アイスコーヒー貰ってもいい?」





ママ「いいわよ、善ちゃん♡」





柳林と本間は、いつものスナックゆみに来ていた。昼間は喫茶店として営業をしていて、ママも

手作りのケーキやパンを焼いたりして、提供している。近所のお年寄りも、気に入ってくれてる人も多く、立ち寄ってくれる。




さっきから柳林と本間の会話に入ってくる『女』は、スナックゆみのママである。ママは、柳林が店に来て、未解決事件の話になると、つい会話に参加して、一緒になって事件解決に向けて考えたくなってしまうのである。




ママ「なんだか物騒ねぇ みんな絵の描き方を習って、もっと好きな絵を描きたかったでしょうに。。私だってそんな公開レッスンがあるの知ってたら、私も絵が好きだから、きっと行っていたわ、絶対。」





柳林「ママ、そうだったら、危なかったねぇ、、」




ママ「はい、善ちゃん」





柳林「ありがとう」





柳林は2杯目のアイスコーヒーを飲む





柳林「怪しいのは、大河原もそうなんだが、

館長、それに警備員も気になるんだ。」




本間 「館長は、四人がなくなる日、すべて偶然なのか分からないんですが、勤務が休日なんです。」




ママ 「館長は自由に動けたってことね?」




本間「はい。それで目撃者もいて。岩谷叶実と二人で会っているのを見た人がいるんです。」





ママ「ふーん、親密なのかしらね。」





柳林「今日これから事情聴取をする予定なんだ。」




柳林「それに警備員も今野ようこと一緒にいるのを目撃されている 警備員は最近入社したばかりで 前職を調べたところ、セクハラで訴えられていた経歴があることがわかった」




ママ「そうなの、、それもまた

危険人物の香りがプンプンね」





本間「警備員もまた事情聴取の対象です」




ママ「忙しいわね、、、、ぜんちゃん。

無理しないでね。

体が参っちゃうわよ



本間くん、頑張って!若い人が頑張らないと。

善ちゃんの 推理は天下一品だけど、もう若い時みたいに 動けないのよ。なかなか思うように。体はね。」




本間「はい!頑張ります!」




柳林「ママ、そうでもないよ。夜の営みはまだまだ現役。試してみる?」





とぼけた顔で、柳林が言う。




ママ「やっだぁ~♡ 善ちゃんたらぁ~~笑 そんなお茶目なところが、私 大好きよ♡」










柳林「ママ、そろそろ行かないと。また来るね」





ママ「うん。いつもありがとね。また来てね。。

事情聴取、、応援してる。

気をつけてね。」





カランコロン





柳林と本間は、少しの憩いの時間を過ごし、気合を入れて 事情聴取をしに 館長のもとへ向かうのであった。





つづく




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