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第12話 密会

大河原毅俊は、北條クリニックの医院長 北條文徳と友人関係にある。



趣味のゴルフで、アマチュアゴルフ大会のコンペで知り合い、そこで二人は話すようになり、それ以来、大河原は人間ドックなど検診やちょっとした風邪をひいてしまった時など、北條クリニックでお世話になっていた。


北條も大河原の絵を時々購入し、院内に飾り、患者や医師の心が少しでも穏やかに過ごせられればと 考えていた。






本間「柳林さん、それで、大河原と皆川は時々、2人でゴルフを回ることもあったらしんです。

ゴルフ場のフロントに、無理言って個人情報だがと教えて欲しいと行ったのだが、教えて貰えず、併設しているレストランのパート粟野誘子さんに、外の喫煙所でたまたま話をすることができ、

粟野誘子さんの言う事には、

大河原毅俊と皆川加奈子はたまに、2人でも来ていると。しかも、最近いつも白い紙袋を皆川が大河原にこっそり渡してると言う証言も得ました。」








柳林「大河原と皆川は繋がっていたんだ!




毒薬?!





女が院内から持ち出し、大河原に渡していたということはないか?」





本間「それで調べて見たんですが、最近

ヒ素が院内から大量に消えたということが起きていたようなんです! そんな事が世間に広まったら、管理不足と 院内の評判も落ちますし、おおごとになるので、その出来事は内密にされていたようです。」






柳林「本間!!! 皆川と大河原の共犯の可能性 濃厚だな!!」




本間「はい、皆川が院内からヒ素を持ち出し、大河原に渡していた。そして大河原がその薬を飲ませて、4人を殺害した。」





柳林「2人はまたいつか2人っきりで会うだろう。






張り込みだ!!」






本間「はい!!!!!」
















───────────────






──────────────────









皆川「 先生、おまたせ。」



息を少し切らせて、皆川加奈子が喫茶店に入ってきた。仕事が終わって急いできたのか、髪が無造作に少し乱れている。



大河原「 加奈子。 待ってないよ。さっき私も来たところだ」






皆川「 はい。」





紙袋をそっと渡す皆川。






受け取る大河原。







皆川「 大丈夫?」





大河原「あぁ。


ありがとう。順調だ。」














「柳林さん、皆川が来ましたよ!!

また大河原と落ち合っています。

例の白い紙袋を渡しています!」






小声で本間が言います。









駅前の喫茶店。

柳林と本間は、大河原が外出をしたので、尾行したらこの喫茶店にたどり着いた。






2人はバレないように何食わぬ顔をして、お客のふりをし、店内に入り、大河原の様子をみていた。そこに皆川が来店してきた。やはりと核心に近づいた気がしている柳林と本間は、2人の話に聞き耳を立てています










皆川「 大河原先生と一緒だと、

わたし素直にいつも楽しい気持ちになるわ」





大河原「ありがとう、わたしもだよ。」





皆川「 この間ね、病院に刑事さんが来て、先生を犯人と疑っていたの。私悲しくなっちゃって....」





大河原「事実無根だ。そんな犯罪を犯すなんて、人としても考えられないが、そんなことをしたら私の今まで構築したそしてこれからも広がっていく芸術の世界を壊すことになる 自らするわけがないだろ。。」






皆川「そうよね。わたし、先生のこと、信じてるもの。

刑事も、目の付け所が 悪いわよね 笑」





大河原に寄りかかる加奈子





大河原「今度は私のアトリエに来ないか?

裸体デッサンのモデルを探していて。」





皆川「 ...私でお役に立てるかしら。?」






大河原「もちろん。」






皆川「わかりました、今度アトリエにお伺い致しますね。」











本間「二人、今度また落ち合う約束をしましたね。

みんなあぁして、大河原に裸体画デッサンを頼まれると、光栄なような顔をしてホイホイとついて行くんですね。 いいなぁ。」




柳林「あぁ。巨匠だからな。。 自分が描いてもらえるなんて、ステイタスとも思うのだろう。

ただ大河原も純粋に美術を追究しているから

いやらしいことは 何も起こってはいないのだろう。」





柳林 「そしてあの例の白い封筒。中はなんなんだろう。。やはりヒ素なのか。。。。」










本間「 そうですね。。 」





そう言っていると、大河原が紙袋から

錠剤を取り出す

そして、喫茶店の水の入ったグラスを手に持つと、薬を口に入れぐいっと飲む。






本間「あっ!!!」




柳林「(声が大きいぞとアイコンタクトする) 本間、、! (小声)」







柳林 ( 飲んだ!!





待てよ、あれはヒ素じゃないのか?!?!?!)





本間「 柳林さん!、、、、」




大河原「ありがとう。この精神安定剤を貰ってから、気持ちが落ち着くようになって。」







皆川「良かった、無理しちゃだめよ。先生。」






皆川が大河原に渡していた紙袋の中身は薬だが、ヒ素ではなく精神安定剤だった。皆川は病院からヒ素を持ち出してはいなかった。持ち出していたのは精神安定剤だ。












本間「柳林さん、しかし院内からは ヒ素がなくなっていて、誰かが持ち出しているのは 確かです。」




柳林「本間、そうなると皆川さん以外の院内の誰かが、病院からヒ素を持ち出し、大河原に渡していることになるな。




そして大河原が4人を殺害した。




大河原が犯人の可能性が大きい。

まだ証拠がないから逮捕は出来ないが、、

もう犠牲者を出さないように、

大河原をマークしろ!」







本間「はい!!」











つづく



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