第60話:英雄と地球に帰りたい男
ノーマルオークのウードがセアフスの近くの林で2等冒険者を腕慣らしに屠っている間、盗賊のクジは別行動でセアフスシティの上空を山羊男:キャベツから授かった浮遊とクジが得意とする光魔法の透明化魔法で身を隠しながら見張りを欺きセアフスシティに侵入したのだった…
「さて、ウードが外で騒ぎを起こしている間に俺はギノっておっさんを探さねぇとな。まずは化け物が教えてくれた地図の場所の家に行ってみるかね?」
クジはキャベツの虐待していた飼い主のギノの家の近くに降りたがギノの家は封鎖され、家にあったものは全て憲兵に没収されて建物しか残っていなかった
「空っぽだな…どうやらセアフスのお偉いさんは徹底的に調べたって訳かい。他の連中に調べられたくなかったって意味か?」
クジは近所の道具を荷車に積んでいた農夫を見つけて話を聞くことにした
「おい?すまねぇがここに住んでたおっさんは知らねぇかい?俺は金を貸していたんだ。」
「ギノか?憲兵に連れていかれたよ。その後は知らないね。知っていたとしても戒厳令でそれ以上は言えないよ。」
「なるほど…ギノっておっさんは怪物を育てたってことで偉い奴に目を付けられたってことか…でも戒厳令で途中までしか喋れないんじゃこまるぜ?」
そう呟くとクジは右手の手のひらの山羊目を開いて農夫に向けた…
「あああ!なんだ…やめてくれ…おろしてくれ!」
クジは自分の頭の高さまで農夫を逆さで浮かせた
「おい?地面に着地したいなら全部いいな?勿体ぶると俺と一緒に空中散歩させるぜ? 多分、お前には楽しくねぇぞ?」
「うあああ!わかった!ギノは街の代表に捕まっているって噂だ!山羊男を育てたからって大方、標本扱いだよ!」
「そうかい?でもこのまま降ろしても芸がねぇ…俺はカタギからは命はとらねぇが金は盗むぜ?余裕がねぇなら見逃すがお前は高そうな懐中時計があるな?それをくれよ?」
「これは駄目だ…難しい試験を通って役人になった息子が父の日に買ってくれたんだ…」
「後でお前の家の住所に手紙で俺が売った質屋を教えるから買い戻しな?俺って優しいだろ?」
クジは農夫から首にかけていた懐中時計を奪い取ると降りる手段がない家の屋根に乗せて飛んで行った
「おい!返せ!おろせ!この泥棒!」
「あんた馬鹿かよ?猫に猫って言うようなもんだぜ?人が通った時に梯子をかけてもらいな?すぐに憲兵呼ばれても困るからな。…ウードは大丈夫かね?あいつは俺より賢いだろうからバカ騒ぎはしないと思うが、鬱憤がたまりすぎているからな。」
「人語を解するオークがいるって聞いて銀行員の給料を運んでいる運搬馬車を襲う時に雇った時だったな…あいつが人間の道具を欲しがっていたからその見返りに買いに行くって取引で知り合ったのは…」
「まあ、あいつは進んで殺すタイプじゃないからやりすぎねぇだろ。俺はギノっておっさんをゆっくり探すかね?この浮遊で重たい宝や札束をフェジェから盗んだマジカルラボに収納して大金持ちになってやるぜ…ネタが割れたら何度もはやりにくくなるから早い者勝ちだぜ。ククク…」
◆アルシオンの秘密◆
セアフスシティの酒場の裏口にて
シュウノはアルシオンの予言を聞かされ何とも言えない感情と表情であった
山羊男が飼い主ギノの処理を依頼した刺客により子を身ごもった妻のセイルとルナムが死にセアフスの冒険者組合の支部が壊滅すると未来視を告げられ混乱の絶頂だった
この世界アグルスの千年前の英雄が目の前で清掃員の格好をしているという状況に最早、理解できる余地がなかった…
「俺の妻と子が死んで冒険者組合のセアフスシティの支部が壊滅するだと?」
アルシオンはくどそうな表情でシュウノを突き放す
「君がくだらん嘘だと思えばもう終わりだ。私の話を聞く必要はない。忘れてくれ。」
「待ってくれ…ちゃんと聞かせてくださいよ。あなたが伝説のアルシオンなら1000歳だよな?あり得ないだろ?ロジャノさんと同じ龍人か?」
「龍人は龍と違って1000年以下しか生きれないよ。だから龍人でも死んでいる。」
「あまり教えても君にデメリットがあるからやめるべきだが君も私と同じ道をたどるだろう。それでよければ教えてやる。」
シュウノは「もったいぶらないでくれ」と怒りながら聞かせてくれと頼む
「デメリットならいい。教えてくださいよ?どういうことですか?」
「…死んだ後は死者になる…ややこしく抽象的だから魂とは呼ばない。死者と定義して話を進める。」
「死者は生者が死んだ後、行先が決まる。その基準は生前、他者や自分にとって有意義や誠実に生きれたかだ…それを神達は『徳』というポイントで生者を測定し死者になるとそのポイントに応じた世界に飛ばす。」
「言葉によっては転生なり生まれ変わりなりだ…もちろん、生まれ変わりなど無く新しく生まれる生者もいる。」
「徳を積めずに自分だけ楽しんで遊んで暮らしたり、非道を重ねれば死者になった後は下の階層に落ちていく…加点減点方式のスコア方式の人生評価だよ。」
シュウノは唖然として口を開く…
「なんだと…そんな馬鹿な…じゃあ地球から来たってどういう意味なんだ?」
「テレビゲームは知っているかね?地球の娯楽のゲームではエリアとステージがあるだろう?例えるなら宇宙はエリアでステージは星だ…星を何個かクリアして次のエリアに進む。」
「地球がある宇宙を現実宇宙と仮定しよう…ここは一つ下の異界宇宙だ…その中のランクが真ん中くらいのアグルス星がここだ…つまり我々はレベルが落ちてこの世界にいる落第生なのだ…無論、下から徳を積んでこの星に来ている者もいるがね。」
「宇宙は階層構造であり、本やCDが大量に重なっているような感じだ…神の仕事は立派な死者をたくさん上の世界に送ることだ…徳が高い人格者を育てることを目的にしている教官や育て屋なのだよ。」
「とはいっても神は株価をチェックする感覚でそれにあたっているがね…ずっと前から業務化して神も形骸化しているのが問題になっている…」
シュウノは神の話に混乱するが嘘だと言うのは我慢する
「神がいたとしてだ…なぜキャベツを放置する?人間が死んだら徳が積めないだろう?」
「神は戦闘員ではない…太陽系や自然現象を管理して生命が絶えないように管理する役職だ…太陽系1つにつき神が1人いる。神は生命がいる星が絶えないように管理を行う大家なのだ。」
「無論、神は人間の比ではない力があるが山羊男には勝てない…なぜなら山羊男は祈りより救われない不満が多い世界にでるからだ…つまり奴は神より強いのだよ…力では勝てない存在だ…神の力ですらも無意味だ…奴らは業の鏡のような存在だ。」
馬鹿げているが真剣に話をする清掃員のアルシオンにシュウノも聞き入ってしまう…
「神より強いって…そんな…アルシオンさんはそんな話をどこで…」
「話は順を追ってだ…人間も体内の要素や病気で死ぬこともある…神にとって山羊男はそれなのだ…人間が廃棄した汚染物質で死ぬように神も山羊男で死ぬという意味だ…そして奴らは悪魔ではない。正当な怒りや理不尽に対する化身なのだ…神では救われなかった思いが形になったと思えばいい…」
「なぜ山羊から発生するは謎だが多くは山羊を起点に積もった不満や怒りが集まり形になるらしい…奴らは生命や神を超越した存在だ…だが個体によっては弱点もあるらしい…例えるなら山のようなものだ。山は星の運動で大地が偏り盛り上がり星のマグマが噴き出すようなものだ。」
「山羊男が嘘と言うなら君みたいな異能持ちも魔法使いも神も嘘になる…星が空に浮かんでいることだって嘘と言えば理由がつけられるだろう?」
「過去に片足が弱点の山羊男がいて倒せた例があるらしい…だがキャベツはまだわからない…弱点以外では山羊男は死なない。似た手を試した世界では返り討ちで人間が全滅した世界もあるとのことだ…」
「生命がタンパク質や重力や水や日光などの要素から生まれたなら神は祈りや宇宙の活動の中で生まれたのかもな…山羊男が似た理由で生まれてもおかしくはないと思わないかね?」
「神が絶対の存在で昔からいると思うならただの思考停止だ。今回の山羊男に対処する思考を君は持っていない。まだ聞きたいかね?」
◆徳の積み方とその行先◆
シュウノはアルシオンにさらなる疑問をぶつける
「…『徳』といったな?あなたがアルシオンなら徳が高いはずだ…1000年前に悪い龍人と魔人のグループを倒して数多くの危険な魔物を退け多くの国を救ったって伝説があるだろ?」
アルシオンは苦笑して無駄だと語りだす
「そんなことは人間しか褒めんよ。神にとって金や権力や名誉は徳の評価にはならない…それは境遇による要素で才能や健康や金が恵まれているからだ…自分の意思でどう生きたかだ…」
「逆に貧しくとも自他にできる範囲で手を尽くす者のほうが派手な手柄や金や土地を手に入れるより徳がたまる。英雄など一般人と変わらない徳しか得られないよ。テレビゲームがうまくても社会では褒められないからね。」
「そして権力闘争など他人のためにならない自己満足の愚か者どもはどんどん下の階層に落ちていく…天国と地獄の伝説はちなみにどの世界にも存在する。それは神がバイブルとして人間に大昔から定期的に流しているからだ…」
「階層宇宙ではゴールと脱落がある…まず脱落から説明する。それは冥界と呼ばれており大量に不必要に苦しめ殺しておきながら罰を逃れた者がいく場所だ…」
「そんな奴らは神にも人間にも生きて欲しくないから冥界に行く。そこでは大きな失敗をした神が左遷され冥界に落ちた罪人どもを毎日違うメニューで処刑する…そこでは安らかな死はなく苦しい復活を繰り返し死に続ける場所だ…冥界から上に行く死者はいないらしい。」
「次に天界だ。これは階層宇宙のゴールだ。天界に行けた死者は好きな快楽も苦しみも得られる。さらにやる気があれば下級神や神の従者になる道もある。だがそこは心の停滞の場所で嫌気が出て神の側で働くか下の星にまた生まれるという選択をする者も多い。」
「この話を聞いたデメリットだが徳は意識して上げようとすれば上昇効率が落ちる。だからこの話は聞いた側はメリットが無いのだ。寿命が長すぎる存在に生まれた者はその分、次の星というステージに行くのが遅れる留年性といったところかな?ロジャノ君のように。彼女はまだ60代だからあと900年前後は生きるだろうからね。」
シュウノはアルシオンの存在が何なのかさらにわからなくなる
「ではアルシオンさんは何度も死者になり生き返っているという意味ですか?それで今はこの世界にまた来たってことですか?」
「生き返っていると言えないかもね…別の世界に生きて死に下の階層から徳を積んで死にまたアグルスに戻ってきた。ちなみに5回目の生だ。嫌になり記憶を消すことを望む者もいるらしい。私は地球を忘れないために記憶は保持するがね。」
「生き返っていないのは死者の行先のルールで自分の死体が朽ち果てていないとその世界にいけない規定があるからだ…メイリア君だったか?彼女は別の世界に査定されて飛ぶ前に死んだ肉体が山羊男に生きた状況にされてしまった。」
「だから恐らく彼女の意識が引っ張られて体に戻ってしまったんじゃないのかな?電磁石に電源を入れたようにね。死んで2日目だったから別の世界に行く途中だったかもな…」
「そして規定の一つに死者が過去に来た世界にまた来るときは何百年も先のルールがある。だから私は前の世界で死に私が1000年前にいたアグルスに来たと言うことだ。ちなみに前はプロパテという世界にいた。この世界より1つランクが下で機械文明や商業が発達した世界だ。テレビゲームは楽しかったよ。」
「異界宇宙では星によって生まれ方は色々だ…若いころやそのままの姿で放り出される場合もあれば生まれ変わりとして赤子で生まれる場合もある。生まれ変わりの場合は両親が生まれ変わり同士という規定もあるからどの家庭に生まれるは神の従者が采配で決める…」
◆階層宇宙の神について◆
シュウノは神について聞く
「なんで神は隠れているんですか?それも規定なんですか?」
「そうだ。神は隠れる側だ。表に出て神を名乗れば上の階級の神から減点や懲罰をされる。神には出世と降格があり現アグルス神は遠い昔に出世してこの星に努めている。龍を作った馬鹿な神が降格させられて今のアグルス神が来たのだ。先代は神の力で遊びすぎたのだ。」
「神は太陽系の管理と共に出世競争もしている…方法は2つだ。徳を積んだ死者をたくさん上に送る星はよい世界と天界の最高神に人事評価され上の星のくすぶっている神と交代か星そのもののランクが上がるかの2つだ。後者はゲームで言うなら人気ステージコースという感じか?」
「アグルス星の龍とは神の力の限界を試すために作られた。どこまで強い生き物が神の力で作れるかをね。それは住民や徳を育てるとは無関係で真逆だ。愚かなところは神と人間も似ているよ。そして重要な話を始める。神が星を消した話だ。」
シュウノは沈黙してしまったが「どういうことですか?」と尋ねる
「エドミナ神というエドミナ星を管理する神がいた。アグルス星より2つ下の星がエドミナ星だ。特殊能力をアグルス星では異能と呼ばれているがエドミナ星はスキルやチートとチープな呼び名で能力を遊びのおもちゃのようにエドミナ神が住民の多数派が使えるように因子をばらまいた。」
「理由は死者の集客だ。裏事情だが同じランクの星に行く場合は徳の上昇具合では死者からどの星に行くか選べる権利がある。そこで能力者の人生が楽しめるという客引きが異界宇宙では横行して問題になっている。神とあろうものがこの有様だよ。」
シュウノは信じがたい話に脱力すら覚え始めた…
「スケールがでかいのか商業的なのかわからないですよ…集客って…」
「集客の理由は地球で言うならソーシャルゲーム…ソシャゲと同じ理由だ…客が多くないと星の評価も良くない…生徒を必要とする学校にも似ているな。名門校ほど良い生徒が集まりやすい…だが地球と異界宇宙の星では学校と遊園地の格の違いがある…無論、地球は学校でランクは丁度普通より少し上の星だ…異界宇宙のランクは低い方でその星も低い中の大中小でしかない…」
「ソシャゲってなんだよ…人気取りで異能を与えたってなんなんだよ…」
シュウノ呆然としていると話を続ける
「異界の神は品格や程度が低い者が多く今のアグルス神はマシな方だ。ちなみにアグルス星で死者から来て容姿が醜いものがほぼいない…」
「それはアグルス神が恋愛好きでそういう世界で徳を上げようと考えていたからだ…この星に異能があるのもアグルス神の仕業だ…まるでバトルラブコメみたいな世界だよ…私も楽しんでいたから笑えないね…」
「他所の星で超能力などで集客や楽しませるやり方をアグルスでもしようと考えたがエドミナみたいに多数派が能力者なら荒れると思い徳が比較的に高い者のそれを使える因子を持たせるやり方を行っている…」
「その理由は龍の残した危険な魔族や魔物を人間から自衛手段として与えるのと私や君みたいな英雄ごっこの連中を楽しませるためだ…しかし、その因子も最近は血筋などの理由で予測不能に受け継がれるようになってしまい問題になっている…」
「異能が出るより前の段階の話だが人間が魔龍の系譜でもないのに魔法が使える魔力持ちがいるのはアグルス神が龍の残した魔族と魔人への自衛手段と対抗処置を与えたからだ…人間同士で戦いにも使うがアグルス神はプラマイ計算で考えてそれを行っている。大量に魔力を使えば空気中の魔力も減り星に残した龍の力も減るとも考えていた…二酸化炭素を減らす一環に似ているかもな…」
「エドミナ神はアグルスの先代神と同様、強い存在を作る実験を住民で行った。それは強い超能力者がどこまで出せるかだ…その果てに願いをかなえるレベルの概念能力者を自称する男が君臨した。ちょうどこの星で創魔龍とよばれる龍が世界征服を龍の時代にしたようにエドミナ星では概念能力者が制覇者になった。」
シュウノはロジ・ジョットが脳裏に浮かぶが黙って聞く…
(願いを叶えるって…ロジと似た奴がいたのか?他所の星に?)
「私がエドミナにいた頃に山羊男が現れたらしい。私は実際に会っていないがそいつは破獄の山羊男:セロリと呼ばれている。破獄の山羊男は能力者が凡人にやりたい放題する社会に憤り能力者から能力を停止する処置を実行した。一人ずつ順番に。」
「話によると破獄の山羊男は起きた事象の反対の現象を起こす力があり、能力を使える状況を使えないにして凡人に戻していたらしい。それに概念能力者は側近や身の回りをやられ腹を立てて戦争を起こし、破獄の山羊男を攻撃した。破獄の山羊男は犠牲を好まない穏やかな性格らしいが戦争になると敵を大勢殺した。」
「ついに部下任せをやめた概念能力者は一騎打ちをした。望みを叶える力で山羊男を消すと概念能力を行使した。だが破獄の山羊男は自動で反対の意味にしてしまい破獄の山羊男以外が全て消えるという真逆の結果になりエドミナ星は神も人間も死者にならずに無に消えたということだ…」
「エドミナ星が消える前までは時間があり、従者が何人か私を含めてまともな思考と有用な人材という意味で天界に証人と証言をとるために逃がした。神と従者は太陽系から離れないから全て消えたがね。そこで天界と冥界や階層宇宙と神の仕組みを知ったのだ。」
「その後、私は言いたくもないことを全て無理やり、吐かされてグスティナという異界宇宙のアグルス星より一つ上の星に放られた。そこで自棄になっていたところ、行方の山羊男:パセリが接触をしにきたのだ…」
「奴から未来を視る目を貰った後は占い業やギャンブルなどで大金を得たりして楽しんで寿命が尽きるまで生きて死んだ。次は徳がかなり減った理由でアグルスより一つ下のプロパテに行き私は考えを改めて異能や未来を視る目を封じ、地味な仕事を黙々としながら周囲に手を貸し、徳を積み始めて生きて死に、地球から最初に来たアグルスに戻ってきた。」
「これでいいかね?」
シュウノはパセリからしてもらったという右目について質問する
「その眼は死んでも続くのか?どういうことだ?どんな取引で手に入れた?情報を教えたと言っていたな?何を教えた?」
「取引は教えない。だが山羊男は相手に損はさせないらしい。約束も破らない。キャベツが風見族や盗賊やオークの期待に応えているようにパセリも私にデメリットは与えなかった。だが山羊男の力は呪いだ…死んでも消えない…私も未来視は久しぶりに使った…それは君の子のためだよ」
「君は落ちぶれているが子供には罪が無いからだ。君の様にはなってほしくないものだ。」
「そして暴虐の山羊男:キャベツを放置しても私は詰みだ…山羊男が出た太陽系には規定がある・…エドミナが消えて最高神達がいる天界もかなりピリピリしている…」
「その規定とは太陽系と神と住民も隔離宇宙という危険な星や神の犯罪者を捨てる宇宙にゆっくり門を開き捨てられると言うことだ。太陽系をフリスビーのように飛ばして開けた窓の外に家から放り棄てるように…」
「隔離宇宙に行けば死者はどの階層の宇宙にもいけず隔離宇宙の星々で生と死を繰り返す…山羊男を神が発見して100年しか猶予がない…上役の神は山羊男が太陽系から別の太陽系に移動する手段を得るのを恐れている…ちなみに山羊男を出した星の神はかなりの評価はマイナスだ…管理下手の大事故扱いらしい。」
「山羊男にバレないように隔離宇宙に追放するなら太陽系ごと廃棄すれば知覚や自覚ができないだろうというのが上の神の方針だ…例えば我々でも星がどこに向かっているかわからないだろう?山羊男に戦闘や追放は効かないからね。ばれないように移動させる意味だ。アグルス神も一緒に隔離宇宙に行く羽目になるから焦っている。」
「それまでにキャベツを殺さないと我々が隔離宇宙行きだ…だから私は早く奴と戦い勝つか負けるかで死んでもいいと思っていたがアグルス神に懇願されてとどまっているのだ…君はどうする?」




