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宿敵と体が入れ替わったら、ずっと私に片想いしていたことがバレた  作者: zhaozhao


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第11話 私は迷わず自分のデスクを社長室へ戻した

このままじゃまずい。

せっかく手に入れた最高にラクな仕事を失うわけにはいかないし、

私は将来ものんびり気ままに暮らしていきたい。

そのためにも――

私と蓮は、生まれて初めて意見が一致した。


勤務中は、絶対に別行動しない。

プライベートでは、お互いの生活に干渉しない。

この二つを、お互いのルールにした。


私はこれまで、蓮を避けるために社長室からできるだけ離れた席を確保していた。

顔を合わせないよう、物理的な距離まで徹底していたくらいだ。

でも今は違う。

私は迷わず自分のデスクを社長室へ戻した。


誰もいなくなると、

私は社長席から立ち上がり、

「はい、社長。」

そう言って席を蓮へ譲る。


仕方ない。

上場企業を一社まるごと経営するなんて、

私には分からないし、

できないし、

そもそも覚える気もない。


普段は余裕そうな顔をしているけれど、

本当は毎日、内心びくびくだ。

自分の何気ない一言や判断一つで、

会社の未来が変わってしまうんじゃないか。

そんなことばかり考えてしまう。

……プレッシャーが重すぎる。

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