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飛びさる蝿

「デブのほうは片付いたけど、手伝おうか?」不意に声が聞こえた。

「いや、デブが片付いたなら、お前は魔王を片付けてきてくれ。あいつは力の無いカスだし、お前には奴の能力は効かないはずだ。」

エリックは、脇目もせずそう言った。

「了解。行ってくるわ。死ぬなよ」

そう言い、大量の蝿が飛び去った。


目の前のガーフィは、斬り裂かれた尻尾を無駄に振り続けている。

エリックは、なんとか避けている。

油断の1発がかなり効いているのだが、動けない訳では無い。

が、そう長く動ける訳でも無い。

狙いは頭部

そう思い、隙を探しているわけだが、無駄に振り続けている尻尾が、まあ邪魔な訳で、どうにか尻尾を切り落とす作戦を、頭の中で立てているのだが、なかなか思い浮かばないのだ。

先ほど斬り裂いた尻尾が、体液を振り巻きながら、襲ってくるが斬りつけても、裂けるだけで、切り落とすには至っていない。


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