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哀れなコーニシキ
ガーフィ公爵は、やってきたコーニシキ達を見て、暗い気分になった。
「邪魔にしかならない奴らか」
そう呟いた。
エリックは、ガーフィの所まで飛び立ち、ベルゼブブに、
「ウドの大木を潰してこい。こっちは俺が抑えておく。」
そう言い放つ。
ベルゼブブは、無数の蝿に、姿を変え、巨人達の方に向かった。
「さて、こちらも始めるか?」
ガーフィ公爵に向け、鋭い視線を投げかける。
「良かろう。やっとお前を倒す時がきた。」
ガーフィ公爵は、笑みを浮かべて言った。
そこから、2人の死闘が始まった。
吐き出される炎のブレス。
それを氷魔法で抑えるエリック。
斬りかかるエリック。
硬い皮膚と鱗で弾くガーフィ公爵
その攻防により、大気は震え、地は、割れる。
ベルゼブブは、蝿に変わって、巨人達を食べ始める。
食べては増え、また食べる。
コーニシキ以外を食べ尽くすのに、1時間程。
その間、コーニシキは、無数の蝿を前に、何も出来なかった。
有り余る力で、武器を振るっても、倒せる蝿は、少数。倒すよりも増える方が多いのだ。他の巨人達も、何も出来ず、ただ、食われるのみ。
巨人達が、食べ尽くされ、コーニシキの背後を蝿が襲いかかる。
背中に腕をまわし、蝿を潰しても、大した意味は無かった。
ただ、食われる為に、来ただけだ。
コーニシキの哀れな姿は、蛆によって、食い尽くされた。




