49/58
ベルゼブブ
燃え盛る炎の中から、人型の物体が現れる。
「やはりダメだったか。」
わかっていたかのように呟くと、現れた人型に向け、こう呟いた。
「ベルゼブブ、シャラザードの奴に飼われていたとは、堕ちたものだな。」
すると人型の物体が応える。
「飼われていた訳ではないさ、まあ、封印されてたのほうが、近いかな。まあ、ボコボコにやられて仕方なくね。で、600年ぶりに封印を、解除されたら、こうなったと。
まあ、寝起きの運動だな。」
わずかに口元を歪めながら、ベルゼブブは、周りを見渡す。
ある一点に、気を取られる。
「あっちから来る、ウドの大木は、お前の応援か?」
そう、ようやく歩みの遅い、コーニシキ達の到着であった。




