表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「君を求う きみをこう」  作者: 旭 諭


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

42/47

42.第39章

 先に署に寄って調書を目を通す。

非番の日に、わざわざ調書を見にくるなんて、

熱心に捜査をしてると思われるだろな。。。

目的は違うけど。。。


薄い調書だった。

確かに生存する唯一の被害者だけど、

直線的に容疑者とは接触していない。


肝心の付きまといの経緯ついては

ネットと通じて数回の接触。とある。

出会い系か?わからない。

自宅に盗聴器仕掛けたり、

近くのマンションから監視していたらしい。

凄いやつだな。自宅を突き止めなんて。

肝心な事が、ぼかして書いてる。

「誰が書いたんだこれ!!」

自身の適当は調書は棚にあげて、腹が立つ。


タワマンの殺人事件の調書は別の案件で、

詳しく見せてもらっていないのでわからない。

正直チラ見の近い。

あんまり興味がわかなかったから。

こんなことなら、ちゃんと見ておけばよかった。


大したことは、分からなかったな。

僕はやはり刑事には向いてないらしい。

さっきは彼女の家に行く気でいたけど、

理由も無いのに、さすがに不自然すぎるな。

家で寝るか?町に行って物色するか?

でも今の興味は、あの女性だしな。。。


貸出し用携帯電話が鳴った。

「非番の時の呼び出しはろくなことが無い」僕は声出して行った。

岡さんだったら、なんて嘘つこうかな。。。

署内に居ますなんて、絶対言わない方がいい。

あれこれ、言い訳考えながら、画面見ると、

知らない番号だった。「???」


出てみると、女性の声がした。

「突然のお電話失礼いたします」

「水野さんのお電話で間違いないでしょうか?」


なんか?聞いたことある声だな?

「はい。なんの御用でしょうか?」


「私、鈴木幸子と申します」

「先日は大変お世話になりました」

「お時間は、ございますでしょうか?」

「お願いしたい事があるのですが?」


あっちから、理由を作ってくれた。

一気にやる気が湧いてきた。

僕はできるだけ、冷静に

「はい。大丈夫です」

「今すぐ、鈴木さんのお宅にお伺いできますよ」

前のめりすぎたかな。。。

「ありがとうございます。お忙しいところを」

「お待ち申し上げます」

嬉しくて用件を聞くのを忘れた。


僕は自転車を飛ばし、急いで帰って、

車で向かった。車あったほうがいいな。どっかに路駐しよ。


しかしなんの用件だろか?

寂しいシングルマザーが若い男を誘うのか?

今の時間だったら、子供は居ないだろう。

「自宅でできるんじゃないか?」

「ホテルに連れ出してもいいな」

「こんなに早くチャンスが巡ってくるとは」


僕はもう我慢できないぐらい熱くなっていた。

自分が警察官の目で、今の僕を見れば、間違いなく、

「職質」の対象者だろな。。。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ