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「君を求う きみをこう」  作者: 旭 諭


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38/47

38.第35章

 この数日間、ほんの数週間ぐらいの間に、

大きく私の住活が変わりつつあった。

今こうして、元主人、いえ、主人一緒に

新しく住む、お家を探している。

少し前の私では、考えようもない事。

復縁をするのは、躊躇いもある。

でも、こころは、喜んでた。また一緒に住めると。


あれから、警察から捜査ついて、説明があった。


50代ぐらいの中年の男性と20代ぐらいの若い男性の刑事さんだった。


「警察にご相談された前の日に、

鈴木幸子さんの自宅付近の賃貸マンションに、

不審な人物が部屋を借りた事が確認さています」


「不動産会社の担当者によると、飛び込みで、当日入居で借りた」

「敷金、前金もすべて現金払い」

「急な仕事で、作業場が必要になったとの説明があったそうです」


担当者が急な依頼で、少し不信に思ったので、印象に残ったと、

荷物もリュックひとつだったとの事。


警察としましては、

こちら人物を現在、容疑者のひとりとして、

指名手配をし、捜索中です。


「氏名は 大嶋健一 男 30歳 独身」


あなたとの関連性ついては、自宅マンションのパソコンから

あなたの画像。また、賃貸マンションの部屋からあなたの写真が多数

発見されております。

写真から見て、マンションの部屋から、

あなたの行動を監視していたと推測されます。


容疑者して指名手配した経緯についてですが、

この容疑者の自宅マンション、女性のご遺体が発見されたからです。


通常は、なかなか身元の特定には、至らないのですが、

今回は2ケ月ほど前に、この女性の夫から捜索願いが提出されておりました。

詳しくは、お伝えできませんが、同じマンションに住む住人の方です。


ここまで、話して、中年の刑事が、

「最初にご相談をされた時に、容疑者との接点については、

わからないと、おしゃっていましたね」

私を問い詰めるような目で、見てきた。

「はい。そうです」私は答えた。

「贈り物が突然、送りつけられた」刑事が被せるように訪ねてきた。

「はい。そうです」


容疑者のパソコン2台を解析した結果。

「あなたと容疑者は、この時点でもうすでに接点のもたれてましたね」

「あなたの鈴木幸子さんのお客さんであったと」

「運営サイトに依頼して、勝手ながら、確認させてもらいました」

「最初に話して欲しかったですね。正直に」

「確かに、内容からして、話にくい事かもしれません」


私は、中年の刑事の目線が、私の身体を舐めるような、いらしい視線を感じた。


「決してあなたを責めているわけでは、ありません」

「ご安心ください。これからは、隠さず話して頂ければ幸いです」

「それと、サイトに風景画をアップされていますが、

おそらく、この風景画から、あなたのお住まいを特定した可能性があります」

「偶然が重なることで、ぼやけたものがハッキリすることが、捜査の中でもよくあります」

「容疑者は、刑事になれば、または探偵にでもなれば、よかったかもしれません」


初めて、中年の刑事が笑顔を見せた。私はこの笑みの裏の顔を見た気がする。


「最後に確認したいことがあるので、お部屋の中を見せて欲しいのですが、いいですか?」

「特に公式な文章は無いですが」刑事が尋ねてきた。


「はい。かまいません」私は答えた。


「容疑者の部屋のパソコンから、遠隔で操作できるWEBカメラ」

「そして、部屋から盗聴器のたぐいの機器が発見されいます」

「どちらも、今が動いていないことを専門の鑑識官が確認しております」

「発信元が何処かわかりませんが、数キロ圏内しか、作動しない機器です」


また、中年の刑事が私を嫌な目つきで見る。


「はい。そうしてください」まだ何も聞かれてないのに、私は答えた。


若い刑事に中年の刑事が何か指示をして、分かれて部屋を歩き出した。


「浴室いいですか?」若い刑事が聞いてきた。

「はい。大丈夫です」

今日は初めて発言した。さわやかな声だった。浴室に入って行った。


中年の刑事が「こちらのお部屋は何ですか?」聞いてきたので、

「子供部屋です」と答えた。「では、こちらは?」

「私の寝室として使ってます」中年の刑事が「拝見してもいいですか?」


「はい。そうしてください」私は、刑事の顔色が変わったのを微かに感じた。


まるで、わかっているかのように、ノートPC横の、コンセントから、

小さなスイッチのついた、機器を外した。

「こちらは、あなたの物ですか?」聞いてきた。

「いえ、覚えがないです」私は答えた。


リビングに戻り、テーブルの上に、スイッチ式タップ3個、細い棒が置かれた。

「リビングに2個、浴室に1個、パソコンの横に1個が発見されましはた」

「受信はされた形跡は4つ。動いていたと思われるのは2個です」

「すべて電池式で、すでに電池切れてます」

「この4個だけでしょう」

「公式な文章はありませんが、証拠として、持ち帰ってもいいですか?」


「はい。そうしてください」声が上ずったようになってしまった。

驚きと、恐怖が入り混じったような声になってしました。


「今日は長い時間、お忙しい中ありがとうございました」

「これからも、捜査の協力をご依頼することがあるかもしれません」

「その際には、よろしくどうぞお願いいたします」


「はい。そういたします。有難うございました」私は事務的に答えた。

言葉遣いは丁寧だが、中年の刑事の私を見る目線が気になった。

あの舐めるような、視線に。


若い刑事が家を出る際に、

「元気だしてくださいね」「ありがとうございました」

さわやか声で言ってきた。私は、少し気持ちが和らいだ。


署に戻る車の中で、

「いい女だったな。おまえもそう思うだろう?」


「そうですね。綺麗な女性ですね」

「早く犯人を捕まえて安心させて、あげたいですね」


「そうだな。。。。」


僕は、岡さんの最後の「そうだな。。。」

低い声が頭に残った。刑事のそれで無い。冷たい声。


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