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「君を求う きみをこう」  作者: 旭 諭


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31.第28章

 夜が明けて、小鳥のさえずりが聞こえたて目覚めた。

横に夫がリズムよく寝息を立てていた。

まだ子供を起こす時間まで、少しある。まどろみの中、今までのことを考えた。

私が自分で招いた、災い。けど、それでも、彼の事が気になった。

何が気になるのだろう?わからない。形にならない考えをめぐらす内に、

目覚ましが鳴った。ビックリした。寝ちゃってた。


子供部屋に起こしに行って、リビングに戻ってきたら、

夫が珈琲を入れていた。夫婦だったと時の朝の日課だった。

「ごめんなさい。起こしちゃって」

「いいよ。別に」「珈琲飲む?」「好きだったろ」

「せっかくだから、頂くわ」

「ごめん。自分の家にみたいに勝手にしちゃって」

二人で笑った。「いいよ。別に」

向かい合って珈琲を飲んだ。

夫が「今日は会社、休ませてもらうよう、電話するよ」

「なんでいいよ。そんなんしなくても」私が言った。


夫が「学校に送って行ったほうがいい気がするし」

「それに、警察に相談した方が、いいだろ」

「それが一番安心できる。みんなにとっての安心をとろう」

私は頷いた。こんなに頼もしい人だったけ?な?


子供が着替えて起きてきた。

いつもより早かった。父親がいるからだろうか?

夫が一緒に学校に付いて行くよと言うと

「なんで~?」と聞きつつも、喜んでた。


トーストを3人で食べた。バタバタしない朝って久しぶり。

いつもはなかなか、起きない子供、ギリギリになって、

忘れ物したりと、毎日のように、してたのに。


夫が「学校から帰ったら警察に相談に行こう」と言い残して、

二人を送り出した。

洗濯をしようと「洗濯カゴ」を見たとき、

昨日の違和感、そして今、違和感を感じた。


元主人が「朝、珈琲を入れてくれた時。躊躇いなく、珈琲の保管場所を知っていた。」

なんで、わかったんだろう?私のカップや、予備のカップの位置がわかったんだろう?」

迷うことなく、自然に動いていた。あたりまえ過ぎて、見過ごしていたけど、

変な感じだった。何回か、元主人もこの部屋、来たことがあったけど、

その時、見ていた?覚えていたのかな?

疑問を、払しょくできなかったけど、、、そうこう考えているうちに

元主人が、学校から帰ってきた。

「ただいま」「おかえりなさい」

「お洗濯終わってからでいい?警察に行くの」

「いいよ」今日も優しかった。

二人で警察に行って、係の人に「生活安全課」を訪ねるように

案内された。担当の人は、女性だった。意外だった。

女性が相談しやすいように、配慮かなと思った。


担当の人が「こちらの方は?」聞いてきたので、言いたくなかったが、

「元主人」です。と私は答えた。察したのか、それ以上は聞いてこなかった。


詳しく伝えるのも、気が引けたので、Hなサイトの事を話さず

住所を教えてないのに、贈り物が送られてきたことを伝えた。

担当の人が、

「証拠として、お花をお借りしてしてもいいですか?」と聞いてきたので、

はい。お願いしますと私は答えた。合わせて、私の「指紋」も提出した。

「メッセージカード」も渡した。渡したらいけない気もしたけど。。。

とりあえず、巡回を強化いたします。とのことだっだ。

捜査の進展は、後にご連絡いたします。事務的なやりとりだった。

「なんか、ちょっと感じ悪かった。印象。。。」


元主人が「これで、ひとまず安心だね」

「君の家に付いたら、一度家に戻るよ。明日は土曜日だし」

「子供を学校に迎えにいったら、また一緒にくるよ」

「今日も泊まったほうが、いいよね?」

「うん。じゃそうしてくれる。ありがとう」

「戸締りしっかりしてね。きみは、大雑把だから」

元主人が冗談めいて、言った。


家について、元主人を送り出した。

戸締りは厳重にした。カーテンも閉めた。

今までの喧騒が、嘘のように、静まりかえった部屋。

数十時間ぶりに、ひとりなった。怖くはなかった。むしろ「ホッとした」


パソコンの電源を入れた。

最近、ログインできてなかった。ここのサイトの収入も、バカにはできない。

また、落ちつたら、再開しないといけない。

常連の人のメッセージにログインできていないことの謝罪の返信をしながら、

送信履歴を見て最後に送った、彼へのメッセージを思い出した。

「お元気ですか?」返信は無かった。


最後のメッセージを開いた。知らない名前(ID)だった。


「こんにちは。ときどき、Chiseさんのお部屋を覗いてます。

Chiseさんの瞳が好きです。Chiseさんの乱れている姿が好きです。特にChiseさんの嬌声が好きです。

最近ログインされていませんね。寂しいです。またログイン待ってます」


私はこのサイトで「Chise」「ちせ」と名乗っていた。


なんでも無い文章、メッセージだけど、また引っかかるメッセージだった。

28章で、終わったような感じになってしまいましたが、まだまだ、続きます。飽きてこられた方、すいません。

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