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「君を求う きみをこう」  作者: 旭 諭


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29.第26章

 元主人、子供と3人で近くのスーパーでお買い物、フードコートで夕食。

ごくありふれた日常になった。子供も、元主人も、冗談を言ったりして、

楽しいそうだった。私もその光景を見ていて、自然に笑顔になれた。


すこし前まで、どうしたらいいか、わからない。絶望とまではいかないけど、

深刻に考えた。私のせいで、二人を危険なことに巻き込んでしまって。

何も解決していない、始まってないけど、

この出来事があって、元主人と向き合え、3人が揃う、繋がることに

なったのも事実だった。

楽しいそうにしている二人を見ている、私の笑顔の奥は、こうだった。


「そろそろ、帰ろうか?」元主人が言ってきて、

私は、我に返った。「そうね」子供がもう少し居たいと、

グズッたが、あまり遅くなると、危ないといけないので、帰ることにした。


家についても、子供はご機嫌だった。

元主人に、今日はこのまま、泊まっていって欲しいと言った。

「明日も早いし、帰ったほうがいいよ」「迷惑になるし」と言ったが、

元主人も「じゃ、そうしようかな」言った。

「でも~。。。」私が思ったが、今日は子供と二人で心細いとも、

感じてたので、泊まって、もらうことにした。

元主人は、リビングで寝るそうだ。

子供も「一緒に寝る~」と嬉しそうだった。


お風呂を沸かすから、順番に先に入ってね。二人に伝えた。

子供は「一緒に入る」「みんなで、入ろ~」と言ってきたが、

「じゃ、二人で入りなさい」

狭い浴室では、3人同時はさすがに無理だった。


浴室にお風呂を沸かすため、軽く掃除をしに入ったとき、

「違和感」を感じた。

「洗濯カゴ、こんなところに置いていったけ?」

私は独り言のように、声にだして言った。

「???、何か違う気がする。。。」

子供が元主人の「着替えどうする~?」と聞いてきて、私は考えるを止めた。


リビングでは二人がトランプしていた。私にも参加するように、

促してきたけと、私は家事をするからと、断った。

ベランダに出て洗濯物を取り込む時、ここでも「違和感」を感じた。

ベランダ用のサンダルが、いつもの位置になかったのだ。

私は考えたが、「勘違いかな?」ここでも独り言のように、声に出して言った。


何かしら、「違和感」からくる「胸騒ぎ」何か?引っかかる。

けど、楽しそうな二人を見て、ここでも考えるを止めた。


家族の時間が過ぎた。しばらく体感した事の無い時間。

疲れたけど、二人のお世話は、心地よい疲れであった。

子供は気分が高揚しっぱなしだったけど、「早めに寝なさい」

元主人にも「今日は疲れたでしょう。朝も早いと思うから早めに寝てね」と

リビングに簡易的に、寝具を引っ張りだして、準備しながら、伝えた。

元主人が「ありがとう」と言ってきた。

私も「本当にありがとう。ごめんなさいね。巻き込んでしまって」

「一番に相談してくれて、嬉しかったよ。まだ家族でいられたようで」

すごく優しい声、表情だった。もう言葉はいらなかった。

電気を落として、唇を重ねた。

そのまま、お互いの体を重ねた。静かに激しく求めあった。

私はまだ、夫を「愛していたようだ」


この時、リビング置いた、人形の横の「小さく光る」気づけないほどの光。

体を重ねた、お互いを求めあった、二人には気づくことはできなかった。

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