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「君を求う きみをこう」  作者: 旭 諭


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27.第24章

 いろいろ元主人と話しあったが、

何もわからない相手に対して、

具体的な対策がでるわけもなく、

「子供が登校するときは、一緒に行ってあげるとか」

「詳細を話さず、警察にも相談しておいて巡回してもらうとか」

「私がひとりで、外出を極力しないとか」

「外出の際には、元主人が付いてきてくれるとか」


「最後は、私がおとりになって、元主人が捕まえるとか」

こんなことできるのか?と、笑ってしまった。


深刻な話、どうなるかわからない状況だけど、

長い時間、話し合った。奸悪なムードにならず、

和やかに、話し合えた。


さっき電話したのは、元主人が養育費の話は口実で、

ただ私と、子供に、会いたかっただけだったと話した。

「そんな些細なことさえ、言えない仲だったっけ?」

でも、私が、そう感じさせていたのかもしれない。。。


ドアの音がして、子供が学校から帰ってきた。

父親が突然いることに驚いていたけど、喜んでいた。

子供には「サプライズ」に感じたようだ。

わがままを言わない子供が、

外食をねだってきた。

普段は我慢しているのだと思う。

元主人が「ひさしぶり行こうか?」「たまにはいいじゃん」

子供が「やったぁ~」喜んだ。

おとなしい子が、はしゃいでいた。あまり見ない笑顔だった。

私に「人が集まるところは、安全だよ」「行こう」と

私がこんな時にと、ためらいはあったけど、

子供と元主人が、せかすので、しぶしぶ了解した。


近くにある、スーパーの「フードコート」に行くことになった。

以前はよく3人で、お買い物の後に寄っていた。


「3人で手を繋いで」もうしないと、思っていた事。

このとき私は、妻に戻っていた。

元主人も子供も、私をみる目は、

暖ったかいものだっだ。


3人で歩く姿を見つめる「ふたつの冷たい目」


この大きな隔たり。温度差は

彼の「憎悪」を育てるのに、十分だった。

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