24.第21章
忙しく動いた。
いつもの僕なら、サイトで待機している彼女を
眺めて過ごしていた。
「いつ誘ってくれるのだろと」期待しながら。
愛すれば愛するほど、苛立ちも増した。
「僕以外の、男も相手にする。。。」
「見れば見るほど」苛立ち、憎悪さえ感じた。
でも、この数日は違った。
彼女を「助けるため」「迎えにいくため」「探し出す」
そして「幸せになる」
充実した、日々だった。自然と憎しみが消えた。
「影」の存在も大きかった。ひとりでない心強さ。
プレゼントは次の日に届く、僕は行動を起こした。
彼女の住まいは、2階建ての小さなマンションだが
マップを見て気づいたことがあった。
少しだけ離れた場所に賃貸マンションがあったことを。
これは、やつが提案したことだった。
「ここを借りろと」「即日入居可能」と
ホームページ書いてあるぞ。
「ニヤニヤ」しながら、まるで、悪戯を思いついた
子供のように言ってきた。
「おまえの、仕事ができたな」
僕は入居決めた。
担当の女性が
「お仕事で入居ですか?急なご契約でしたので?」
と聞いてきたので、僕は
「はいそうです」と答えた。
「そうですか。うまくいくと、いいですね」
笑顔で「ありがとうございます」と帰っていった。
「次にすることは、わかるな」
また、やつがささやいた。
スーパーの2階にあった、電気屋に行った。
カメラを買った。「一眼のデジタルカメラ」
三脚とセットで、
「ノートパソコン」も買った。
帰り際、
女性店員が「ありがとうございます」
と笑顔で送り出してくれた。
無機質な何もない部屋に「カメラ」と「パソコン」
やつは満足気だった。
スーパーで食料を買い込んだ。
ここでも、従業員の女性が
笑顔で「ありがとうございました」と言ってくれた。
みな「感謝」してくれた。
彼女との未来を「祝福」してくれるかのように。
引きこもりの僕がここまで行動できたのは、
彼女と、そして影の存在が大きかった。
僕は始めた。
「彼女を見守ることを」
カド部屋は、都合よく、玄関、廊下と窓、ベランダが見えた。
窓もベランダもカーテンが開いていた。
すぐ近くに建物が無いから、
開けているのかもしれない。
よく見えた。
「あそこに一緒の住むのか?僕の家に住むのか?」
高揚した気分を抑えきれず「画面越し」ではない
「窓越し」の彼女を見ながら、
また「シテ」しまった。
明日が、楽しみでならなかった。早く明日になれ。
「自慰行為」繰り返す僕を「影」が
「冷淡」に見つめていた。




