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白いカラス  作者: シンドゥー


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18/31

くたびれた会社員

 空衡社は、久夜たちを待っていた。


 白天環状塔の上層部。


 地上から見れば、それは空に浮かぶ白い輪にしか見えない。


 だが内部には、無数の管制室、観測装置、重力制御盤、そして軌道兵装の管理端末が並んでいた。


 青白い光に照らされた会議室で、空衡社の管理者たちは淡々と報告を聞いていた。


「冥下第5圏にて、反逆集団の第1制御塔接触を確認」


「接触時間、四分二十七秒」


「第一鍵との戦闘記録を解析中」


「対象は撤退。制御塔内部への侵入は失敗しています」


 会議室の中央には、前回の戦闘記録が映し出されていた。


 久夜の速度。

 梟の狙撃。

 砕耀の大剣。

 ラナの落下魔法。

 鈴木の火力。

 巫里の観測装置。


 それらはすべて、数字に変えられていた。


 癖。

 判断速度。

 回避傾向。

 呼吸。

 損傷後の動作低下。

 仲間を庇う確率。


 人間の戦いではなかった。


 処理するべき変数だった。


「対象群は、第一鍵の重力付与に一部適応を始めています」


 職員の一人が言った。


「狙撃手は、弾道落下を確認。次回以降、落下補正を加えた射撃を行う可能性があります」


「宝珠の心保持者は、正面固定による耐圧行動を選択」


「落下系魔法保持者は、弊社制御と自身の魔法との差異に反応」


「天理久夜は、第一鍵の攻撃意図に疑念を持っています」


 上座の男は、表情を動かさなかった。


「不要な学習だ」


 その声は、怒りではなかった。


 ただ、邪魔な誤差を見つけた時の声だった。


「第一鍵は」


「待機状態です。前回戦闘において、命令遅延が二度発生。自律判断による攻撃軌道の緩和が確認されています」


「補正値を上げろ」


「第一鍵の破損許容範囲は」


「四十七パーセントまでなら運用継続可能です。第二鍵への伝播を防げば、制御網全体への影響は限定的です」


「なら問題ない」


 男は壁面に映る白銀の騎士を見た。


 全身を覆うフルプレート。


 二本の剣。


 兜の奥の表情は見えない。


 だが、会議室の誰一人として、その女を人として見てはいなかった。


 第一鍵。


 それが、空衡社における彼女の名前だった。


「第1制御塔は、空中輸送路計画の基点だ」


 上座の男は言った。


「総流社が崩れた今、弊社が地上・冥下間の輸送権益を取得する好機にある。制御塔の停止は許容しない」


「反逆集団が再接近した場合は」


「排除する」


「保安社への通報は」


「送信済みです。総流社事件に関与した危険因子として、位置情報を共有しています」


「天理家は」


「天理久夜の確認情報として送信済みです」


「軌道兵装は」


「待機状態を維持。必要に応じ、第5圏への照準誘導が可能です」


 短い沈黙が落ちた。


 その沈黙の中に、ためらいはなかった。


 冥下第5圏の住民。

 老朽化した建物。

 重さに足を取られた子ども。

 医療負荷。

 補償優先度の低い命。


 それらは会議室の中では、すべて数値だった。


「次回接触時は、第一鍵を中心に防衛線を再構築する」


 男は言った。


「対象群は、前回の第一鍵を前提に対策する。ならば、前回と同じ重力を与える必要はない」


「落下方向の分割を行いますか」


「必要に応じて」


「弾道補正への対策は」


「落下方向そのものを変えればよい」


「宝珠の心保持者は」


「重くするな。軽くしろ。彼は重さを信じて武器を扱っている」


「落下魔法保持者は」


「落下物を横へ流せ。自身の魔法との相違に意識を割かせればよい」


 職員たちは端末へ入力していく。


 画面の中の久夜たちは、何度も止められ、何度も落とされ、何度も切り分けられていった。


 まだ起きていない戦いが、数値の中で先に処理されていく。


 上座の男は、最後にもう一度だけ白銀の騎士を見た。


「第一鍵の自律性は不要だ」


 誰も反論しない。


「次は、迷わせるな」


   ◇


 戻ってきた後も、空の重さだけが残っていた。


 白い塔からは逃げた。


 重力の檻からも、どうにか抜け出した。


 だが、勝ったわけではなかった。


 砕耀の拠点では、机の上に何枚もの紙が広げられていた。


 梟が撃った弾の軌道。

 久夜が踏み込めなかった地面。

 砕耀の大剣が沈んだ瞬間の記録。

 ラナが落とした鉄板の位置。

 巫里の測定器に表示された重力値。


 どれも、負けた理由だった。


 久夜は椅子に座らず、壁にもたれていた。


「もう一回行くなら、次はこっちが罠を張る」


 砕耀は返事をしなかった。


 黙って、地図を見ている。


 鈴木が腕を組んだ。


「工場の連中に声かけりゃ、機材は出せる。遮蔽板、偽装車両、重力センサーの予備。土龍に頼めば地下の抜け道も増やせる」


「逃げ道は作れる」


 巫里が言った。


「ですが、逃げ道が残る保証はありません。空衡社の重力制御は、道そのものを信用できなくします」


 ラナが小さく言う。


「私の魔法と似てるのに、全然違った」


「お前は落とす。あいつは縛るだ」


 砕耀が低く言った。


「しかも、あの騎士だけじゃない。塔そのものが重さを握ってる」


 久夜は腕を軽く回した。


 双落の騎士の剣を受けた場所には、まだ重さが残っている。


 痛みではない。


 傷でもない。


 身体の奥に、間違った命令が沈んでいるようだった。


「気持ち悪いな」


「気持ち悪いで済ませるのは、あなたの語彙が戦闘と食事に偏っているからです」


 巫里は測定器を並べながら言った。


「あなたの身体は今、損傷したのではありません。誤った重さを記憶させられている。筋肉が重いのではなく、身体が“重いものとして振る舞え”と命令された状態です。違いを理解しないまま動けば、あなたは自分の速度で自分を壊します」


「つまり?」


「次の戦闘で全力疾走すれば、身体の方が先に折れます」


「走るなってことか」


「あなたにそれを命じるほど、私は無益な時間の使い方を好みません」


「なら何だよ」


「壊れる前に、どこまで壊してよいか把握しなさい」


 久夜は眉を寄せた。


「医者の言葉じゃねえだろ」


「戦場に出る医者の言葉ですよ」


 梟は黙って、狙撃図を見ていた。


 前回、弾丸は重力に引かれ、騎士の足元へ落とされた。


 次は落ちる前提で撃つ。


 けれど、巫里が言ったように、敵も学習する。


 落ちる前提で撃つなら、落ちる方向そのものを変えられるかもしれない。


 梟の指が、紙の上で止まった。


「今までの弾丸を信じすぎてはいけないか」


 彼女が呟いた。


 巫里が見る。


「よい判断だと思います」


「それは褒めたの?」


「警告と捉えていただきたいですね」


「やっぱりね」


 梟は小さく息を吐いた。


 砕耀は地図の一点を指で叩いた。


「本気で第1制御塔を取りに行くぞ」


 部屋の空気が変わった。


 久夜が顔を上げる。


「次は本命か」


「ああ」


 砕耀は頷いた。


「前回は様子見だった。今回は違う。第1制御塔は空衡社の空中輸送路計画の基点だ。あそこを取れば、第5圏に漏れてる重力負荷も止められる。制御記録も取れる。空衡社が冥下の住民を負荷扱いした証拠も掴める」


「なら八つ裂きにしてやるか」


「だから、そういう言い方をするなと前回言いました」


 巫里が即座に刺す。


 久夜は少し顔をしかめた。


「……行く。まずは周りを見ますよ」


「進歩しましたね」


「嬉しくねえ」


 砕耀は続けた。


「工場には遮蔽板と偽装車両を出させる。土龍には地下の抜け道を掘らせる。鈴木は外壁と配線、梟は反射板と観測器、ラナは落下物と非常時の軌道ずらし。巫里は重力値を見る」


「いいじゃねえか」


 久夜が言う。


「それでも戦力が足りねえ」


 砕耀の声は重かった。


 それは、砕耀らしくない言葉だった。


 久夜が眉を寄せる。


「工場と土龍を使ってもか」


「使ってもだ」


 砕耀は顔を上げた。


「正直、双落の騎士が第1制御塔にいるとは思ってなかった」


 鈴木が言う。


「空衡社の要だろ。重要施設にいても変じゃねえんじゃないか」


「その通りだ」


 砕耀は即答した。


「要を一つの塔に張りつけるってことは、そこが空衡社にとってよほど重要だってことだ。逆に言えば、次に俺たちが本気で第1制御塔を狙うなら、向こうも本気で潰しに来る」


 部屋が静かになる。


「前回、あいつはまだ殺し切ってなかった」


 砕耀は低く言った。


「でも次もそうとは限らねえ。重要度的に次は殺しに来るぞ。」


 梟が銃の部品を握る手に力を込めた。


 ラナは膝の上で指を絡める。


 巫里は何も言わず、砕耀を見ていた。


 久夜が聞く。


「主に何が足りないんだ?」


「双落の騎士と正面から斬り結べる奴だ」


「お前じゃ駄目なのか」


「止めるだけならできる。だが、あいつを見ながら久夜を通すには足りねえ」


 砕耀は少しだけ言いづらそうに息を吐いた。


「一人、心当たりがある」


 梟の指が、車椅子の肘掛けで止まった。


 砕耀は続ける。


「凪佐小平」


 久夜は知らない名前だった。


「誰だ、それ」


 砕耀が答える前に、梟が言った。


「叔父さん」


 久夜は梟を見る。


「店主のことか?」


「違う」


 梟の声は少し硬かった。


「今の店主さんとは別。昔、私を引き取った人。私が少し大きくなってから、店主さんのところに預けて、地上に戻った」


 ラナが遠慮がちに聞く。


「じゃあ、梟の家族?」


 梟は少し考えた。


「分からない。でも、叔父さんって呼んでた」


 部屋が静かになる。


 久夜は砕耀に視線を戻した。


「その凪佐って奴が強いのか」


 砕耀は短く答えた。


「強い」


「どれくらい」


「剣術なら、俺が知ってる中で一番だ」


 鈴木が眉を上げた。


「そんな奴がいたなら、なんで今まで呼ばなかった」


「今は地上で普通に暮らしてる」


 砕耀は言った。


「もう、こっち側の人間じゃねえ」


 梟が地図から目を離さずに言った。


「巻き込むの」


「それほどの状況だ」


 砕耀は逃げなかった。


「断られたら、それで終わりだ。けど頼みに行く。今のままじゃ、勝ち目は極めて薄い」


「私も行く」


 梟はすぐに言った。


 砕耀は少しだけ顔をしかめる。


「会いたいのか」


「分からない」


「なら無理に――」


「でも、私抜きで叔父さんに頼むのは嫌」


 その言葉に、砕耀は黙った。


 久夜が一歩前に出る。


「なら俺も行く」


「駄目だ」


 砕耀が即答した。


「なんでだ」


「お前は凪佐と面識がねえ。しかも天理家に顔が割れてる。地上で連れて歩くには目立ちすぎる」


「初対面なら挨拶くらいするだろ」


「凪佐は初対面の面倒ごとを見たら逃げる」


「どんな奴だよ」


「そういう奴だ」


 梟が小さく言う。


「逃げるけど、最後は逃げない人」


 それだけ言って、彼女は目を伏せた。


   ◇


 地上の駅前は、冥下と違って明るかった。


 空は青く、道は舗装され、会社帰りの人間が改札へ流れていく。


 その中に、凪佐小平はいた。


 くたびれたスーツ。

 少し緩んだネクタイ。

 薄くなっている頭皮。

 手にはコンビニの袋。

 肩には安そうなビジネスバッグ。

 スマホは何度も鳴っている。


「はい……すみません、今確認します。はい、戻ってから……え、今日中ですか。はい……はい、なるべく……」


 声は小さかった。


 お世辞にも強者には見えない。


 会社に揉まれた、普通の男だった。


 砕耀はその前に立った。


 凪佐が顔を上げる。


 目が合う。


 ほんの一秒。


 凪佐は何も見なかったように横を通り過ぎようとした。


 砕耀が肩を掴む。


「おい」


「人違いです」


「凪佐小平」


「フルネームはやめて。会社の人に聞こえたら説明が面倒だから」


「久しぶりだな」


「そういうのもやめてくれないか。昔の知り合いっぽくなる」


「間違っていない。昔の知り合いだろ」


「今は違うことにしてほしい」


 凪佐は本気で困った顔をしていた。


 それから、砕耀の後ろにいる梟に気づいた。


 凪佐の表情が止まる。


「……梟」


 梟は少しだけ視線を上げる。


「久しぶり」


「うん。久しぶり」


 それきり、二人とも黙った。


 駅前の人の流れだけが、二人の間を通り過ぎていく。


 凪佐は何か言おうとして、結局、最初に出したのはひどく普通の言葉だった。


「元気だった?」


「元気と言えるか分からないけど、生きてるよ」


「そっか」


「叔父さんは」


「元気ではないけど、一生懸命働いてる」


「顔色悪いよ」


「会社員だから」


 梟は少しだけ眉を寄せた。


「昔からそんなだった?」


「昔は、もう少し寝てたからかな」


「そこ?」


「大事だよ、睡眠」


 砕耀がため息をつく。


「おい、場所を変えるぞ」


「嫌な予感しかしないけど」


「大当たりだ」


「じゃあ帰っていいかい?」


「駄目だ」


   ◇


 人通りの少ない路地に入ってから、砕耀は話した。


 空衡社のこと。

 第5圏の重力異常のこと。

 第1制御塔のこと。

 双落の騎士のこと。

 工場や土龍を使っても、正面から斬り結べる戦力が足りないこと。


 凪佐は黙って聞いていた。


 途中でスマホが鳴るたび、肩がびくっと動いた。


 話が終わると、凪佐はすぐに言った。


「無理」


 砕耀は睨む。


「もう少し考えてくれてもいいんじゃないか」


「ちゃんと聞いた上で無理って言ってる。空衡社でしょ。十柱でしょ。要でしょ。無理だよ」


「だからこそお前の剣がいる」


「今は剣士じゃない。会社員なんだよ」


「剣心」


 凪佐の顔が露骨に嫌そうになった。


「それ、本当にやめてくれないか」


 梟が少しだけ反応する。


 剣心。


 冥下で暴れていた頃、凪佐についた異名。


 本人は嫌がっている。


 けれど、知っている者にはそれだけで十分だった。


 砕耀は続ける。


「工場も使う。土龍も動かす。それでも足りねえ。双落の騎士の間合いに踏み込める奴が欲しい」


「僕じゃなくてもいいだろ」


「お前じゃなきゃ駄目だ」


「嫌だよ」


「梟が危険な所に行くんだぞ」


 凪佐の視線が揺れた。


 梟は黙っていた。


 凪佐は困ったように笑う。


「それを言うのはずるいよ」


 砕耀は答えた。


「だろうな」


「梟を使って僕を動かすのは、よくない」


「分かっている」


「分かっててやるのか」


「そうだ」


 凪佐は深く息を吐いた。


 弱々しいため息だった。


 梟が言う。


「私は、頼みに来た」


 凪佐は梟を見る。


「恨み言じゃなくて?」


「それも少しあるけど」


「正直だね」


「でも、それだけじゃない」


 梟は手元を見た。


「叔父さんがいなくなってから、店主さんがいてくれた。砕耀もいた。私は生きてる。だから、今さら戻ってきてって話じゃない」


「うん」


「でも今は、足りない」


 凪佐は何も言えなかった。


 梟は続ける。


「私は戦う。たぶん止められても戦う。でも、死にたいわけじゃない」


 その言葉に、凪佐の顔から逃げるための笑みが消えた。


 少しだけ、昔の目になった。


「……そういう言い方は、困るな」


「困ってほしい」


「もう十分困ってるよ」


「知ってるよ」


 その時、路地の奥で小さな機械音がした。


 砕耀が先に気づいた。


 壁際の配管に、小さな黒い端末が貼りついている。


 監視端末。


 空衡社のものか、保安社のものかは分からない。


 だが、こちらを見ていた。


 端末から赤い光が走る。


 梟の車椅子に照準が合う。


 砕耀が動くより早く、凪佐が鞄を開けた。


 中から出てきたのは、折り畳み式の安っぽい剣だった。


 刃が開く音は軽い。


 頼りない。


 だが次の瞬間、監視端末の赤い光が消えた。


 端末は壁についたまま、通信部だけを切られていた。


 梟は瞬きをした。


 砕耀は口元を歪める。


「鈍ってねえじゃねえか」


 凪佐は青い顔で剣を畳んだ。


「今ので何か送信されたかな」


「たぶん途中で切った」


「たぶんか……嫌だな……」


「相変わらず細けえところだけは正確だな」


「細かくないと社会では生きていけないんだよ」


 砕耀は鼻で笑った。


 凪佐は笑わなかった。


 スマホがまた震える。


 画面には、会社からの通知がいくつも並んでいた。


 凪佐はそれを見て、目を閉じた。


「明日、休めないんだけど」


 砕耀が言う。


「有給を知らねーのか。休めるだろ」


「簡単に言うなあ」


「死ぬよりマシだろ」


「場合によるかな」


 梟が冷たく言う。


「そこは死ぬよりマシって言って」


「ごめんね」


 凪佐は小さく謝った。


 そして、もう一度だけ梟を見た。


「一日だけ」


 砕耀が眉を上げる。


「一日?」


「一日だけ手伝う。いや、半日かもしれない。午後から会社に行けるなら……」


「行けるわけないだろ」


「じゃあ一日。たぶん一日」


 梟が聞く。


「本当に?」


 凪佐は困った顔で頷いた。


「本当。けど、期待しないで。僕はもう昔みたいには動けない」


 砕耀が言う。


「安心しろ昔のようには期待してない」


「それなら、なおさら呼ぶ相手を間違えてる」


「間違えてねえ」


 凪佐は返事をしなかった。


 ただ、折り畳み剣を鞄の奥にしまった。


 安物の剣。


 地上で生きるための、ぎりぎりの刃。


 それを持つ男の背中は、ひどく弱々しく見えた。


 梟はその背中を見ていた。


 昔、自分の前に立っていた背中。


 逃げたがるくせに、最後の一歩だけは引かなかった背中。


 凪佐小平。


 かつて冥下で剣心と呼ばれた男は、会社からの通知に怯えながら、もう一度だけ戦場へ戻ることになった。

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