表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Phantom Zero  作者: 高槻 和真


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
70/77

学校

数十分後。


通学路。


剣也と佐藤が並んで歩いていた。


佐藤はまだ納得していない顔をしている。


「いや絶対おかしいだろ。」


「銀髪の美少女と水色ロリが家にいる高校生ってなんだよ。」


剣也がだるそうに答える。


「親戚。」


「雑すぎるだろ。」


佐藤が頭を抱える。


「しかも片方エプロンだったぞ。」


「家事担当。」


「設定盛るな。」


剣也は適当に流す。


朝の住宅街。


学生たち。


車。


普通の日常。


数日前まで、


地下で怪物と戦っていたとは思えない。


だが。


剣也はふと足を止める。


「……?」


佐藤が振り返る。


「どうした。」


一瞬だけ。


視界の端。


電柱の向こう。


白い“目”。


ノイズ。


剣也が目を細める。


だが次の瞬間には消えていた。


「……いや。」


「なんでもねぇ。」


学校へ到着。


教室。


ガラガラと扉を開ける。


「おー神島。」


「久々じゃん。」


「生きてたか。」


クラスメイトたちが適当に反応する。


剣也は席へ座る。


日常。


普通。


平和。


そのはずだった。


女子たちの会話が聞こえる。


「白羽駅の事故ヤバかったよねー。」


「ガス爆発なんでしょ?」


「監視カメラ壊れてたらしいよ。」


剣也は黙って窓の外を見る。


青空。


でも。


空の一部が、


ほんの一瞬だけ“白く滲んだ”。


「……。」


剣也が目を細める。


その時。


教室の後ろ扉が開いた。


担任が入ってくる。


「はい席つけー。」


その後ろ。


見知らぬ男子生徒。


灰色の短髪。


気怠そうな目。


教室がざわつく。


担任が黒板を軽く叩く。


「転校生だ。」


剣也の表情が止まる。


男子生徒が面倒そうに口を開く。


「……黒瀬湊。」


「よろしく。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ