攻略対象者たちについての考察
【シャルル・フィリップ公爵殿下】
国王の次男で王子で公爵。
金髪碧眼の正統派王子さまキャラ。「聖薔薇」の看板。
櫛目正しく撫で付けたブロンドに、南の海みたいな鮮やかなブルーの目。メディア露出が一番多い。
ハッピーエンドが3エンドもあるのに攻略難易度は高め。なぜなら好感度が上げやすいわりに、ノーマルエンド行きが嘘だろってくらいに多発するから。
出現がランダムなため、ルート分岐させ辛く好感度も上げにくいサーシャに対し、講義で必ず会えるわりにハッピーエンドにもバッドエンドにもなり辛い男。
バッドエンドで王子もヒロイン嬢もトマとサーシャ以外の攻略対象もギロチンで死亡。革命エンド。王子ルートで一番純愛感あるのがこのエンドという……。
基本的に臣民を平等に扱うため、みんなに優しいという酷さをしみじみ味わえるキャラクター。
魔素耐性、魔術の才ともに王族にしてもそれなりに高いが、基本的に護衛に任せていくスタイルのため、使いどころが少ない。
魔素耐性の高さが婚約の要因。
聖マリー学院実験神学科。
【クロード公爵】
斜陽の公爵家の長男。
眉間にシワのよった不機嫌そうなイケメン。
他人の論文の助っ人や魔道具の納期間際の修羅場により、よく寝癖のついている淡い鳶色の髪と、隈をよくつくるアッシュグリーンの目。
色白というより顔色がやや悪い。
実家や母の生家の財政状況がヤバくて胃がマッハ。
面倒見のいい好青年だが、研究者気質で生真面目。
選択肢のミスに厳しい男。細かい。
うっかりで最序盤、スタート直後からのバッドエンド直行便が心を抉る。他の攻略対象たちはラスト直前の好感度でエンド判定がされるため、選択肢をミスしてもハッピーエンドにいけるっていうのに。
ただし一番ハッピーエンドでデレるのはこいつ。薔薇の花束を抱えてやってきて、跪いてのプロポーズからの砂糖のような恋人ライフが待っている。婚約後にお付き合いがスタート。なお婚後の生活が一番苦しそうなのもこいつ。
他の攻略対象のルートではお助けキャラのようなことをしてくれるため、シナリオに一番出てくる男。ついたあだ名はおかん。
魔素耐性、魔術の才ともに人間にしてはかなり高い(平均的な王侯並み)上に、発想力で補いそこからさらに底上げしている。
人脈形成と内職の魔道具作成の技術向上のため、聖マリー学院魔動工学科へ。
【フレデリック少尉(伯爵)】
伯爵家の三男。
画家志望の次兄が芸術に生きると宣言し出奔したため、将軍閣下な父と大佐な長兄からのプレッシャーがヤバい。
軍に入るのは別にいいが、独立したい。
刈り上げた焦げ茶の短髪とヘーゼルアイ。軽く日に焼けた細マッチョ。甲子園的に爽やかな青年。あまりごつくない理由として騎兵に軽さが求められることと、主武器が魔術だから。
ハッピーエンドではお姫様抱っこをしてくれる。好感度がかなり高い状態以外での、身長関係の発言で暗転しバッドエンド(通称:ちびエンド)へ。なお普通に好感度を下げたバッドエンドだとヒロイン嬢と一緒に、市民を守って敵のドラゴンもろとも爆散する。ある種、とても格好いい最期を迎えるため、このバッドを狙う人が多発。
魔素耐性は高めだが、魔術の才は低いため、陣や詠唱の補助が必要。
陸軍士官学校魔術騎兵科から聖マリー学院実験神学科へ。
【ルネ・ルイ子爵】
曾祖父の代で第三身分から上昇した法服貴族家の次男。
ふわふわのストロベリーブロンドに甘めの顔立ち。
キャンディーみたいなくりっとした水色の目。
細身で攻略対象の中で一番背が高い。
姉に妹に女兄弟が多いため、甘え上手。誉め上手。
プレゼントなど外さないし、デート先もおしゃれ。
甘い口説き文句と褒め言葉に溺れたいなら彼だ。
おっとりお兄さん。彼が抜けていても、実家はそれなりに資本家なため生活には困らない。
将来の夢は首都州高等法院への就職。
友情エンドではルネ・ルイに触発されたヒロイン嬢が史上初の女性閣僚になる。
彼のバッドエンドではヒロイン嬢に一切被害がない代わりに、どのエンドでもルネ・ルイが凄まじくかわいそうな目に遭う。3エンドあるバッドエンドうちのひとつでは彼が悲惨な亡くなり方をするため、作中屈指の精神ダメージを叩き出す。バッド以外のほのぼのとの落差がヤバい。
魔素耐性、魔術の才ともに乏しい。一般人レベル。
聖マリー学院理財・法学科。
【トマ ・ベルナー】
ベルナー商会の会頭の息子。
清潔に整えた黒髪とモーヴ(薄紫)の目の怜悧な美人。
ノーフレームメガネ。攻略対象の中で一番女顔なのはこいつ。
一代でベルナー商会を西方諸国中でもかなり大手にのし上げた辣腕家の父がコンプレックス。
講義や買い物、散策で会える。買い物は好感度が上がりやすい一方で、多用すると友情エンドに直行する。
ハッピーエンド、友情エンド、どちらもトマが起業し、ヒロイン嬢が投資している。ハッピーエンドだと事業の成功に感極まったトマが泣く。泣き顔がエロいと評判。
鬱屈しているためか、バッドエンドの陥れ方のねちこさとエロに定評アリ。監禁、換金のちトマの逮捕、剥製化。
魔素耐性、魔術の才ともに乏しい。一般人レベル。
聖マリー学院理財・法学科。
【サーシャ】
隠しキャラにして主人公の転生後に発覚した爆弾。
プラチナブロンドの長髪をゆるく肩の辺りで束ねた髪に、キラキラ光る金の目。細く通った鼻や薄い唇の美形。
ドラゴンの血のせいか女性にしてはとても高身長。ちなみにフレデリックよりも高い。
表情と言動でいかがわしさやゆるさを出しているため、真顔で正装してまともなこと言ってるとひどく酷薄な感じがする。怖い。
よく立ち絵がウインクする。
軽いボディタッチやキスは共通シナリオの時点から、ヒロイン嬢だけでなく他の攻略対象者たち、モブキャラ、老若男女問わず大盤振る舞い。特にシャルル・フィリップ王子との絡みが多いため、BL疑惑アリ。
おばちゃん入ってるのか、痴女か。
ハッピーエンドだとヒロイン嬢と本国へ帰国。帰国で終わっている上、魔素耐性について描写がなく、さらに専攻によっては戦闘能力も皆無なヒロイン嬢の安否は。
ノーマルエンドだとヒロイン嬢が女性外交官として帝国に赴任、赴任で終わっているためヒロイン嬢の安否は。
バッドエンドだとヒロイン嬢が魔獣に……るのを王国の裏社会で見せ物になど、その他ヒロイン嬢が死なないバッドがない。
聖マリー学院魔動工学科。
世継ぎ皇女にしてルス大公女、香山公主、アレクサンドラ・ニコラエヴナ・夏=ドラグノワ殿下
隠れ美巨乳。たゆんたゆん。酒豪。
シャルル・フィリップ王子とは年齢一桁の頃から幼馴染み。
クロードは欠席した講義の穴埋めをしてくれるいい奴。トマも加えて飲み友。
3人でダンジョン踏破によって手に入れたオーパーツのレストアや稼働実験をしている。魔道具への技術転用を最近始めた。将来的に日用品レベルに落とし、大量生産で価格を落とす予定。
資金源:サーシャとトマ他数名のサイフに余裕のある学生、技術者:サーシャとクロード他魔動工学科有志、オーパーツ入手:サーシャ
金も技術もオーパーツをダンジョンから持ち帰る戦闘力だってあるが、とにかく暇のないサーシャと、高度な技術はあれども研究資金も生活費もないクロード、金儲けの気配を受信したトマが始めた。
毎回ノートを貸してくれるクロードへのサーシャからのお礼でもある。容赦なく王子を人間魔素変換陣扱いするサーシャとトマをクロードが止め、説教するところまでがお決まりの流れ。
ゲームシステムス
実験神学科 魔術up、王子と少尉の好感度が小up
魔動工学科 賢さup、公爵とサーシャの好感度が小up
理財・法学科 賢さup、子爵と商人の好感度が小up
教育・家政科 優しさ大up
医薬・癒術科 優しさ大up
数理・幾何科 魔術大up
専攻する学科の講義が、必ず午前か午後の行動予定のどちらかを埋める。
買い物 魅力小downかつ商人の好感度up
お散歩 ゲージ回復(夜だと魅力大down)
ダンスレッスン 魅力upかつゲージ回復
芸術レッスン 魅力upかつ優しさ小upそ
家庭教師 お金upかつ魅力大down
午前、午後、夜の行動予定によって行動ゲージを気にしつつ、ステータスを調整する。
好感度は会話イベの選択肢によって調整し、各ルートへ入る。