恋バナ!?♪
女性陣の嵐のようなファッションショーと宴が終わり、ようやくリビングに静寂が訪れた。
客間からは、桃姫たちの微かな寝息……ではなく、恐らく高級なアロマでも焚いているであろう気配が漂ってくる。
潤の部屋で男性陣!?雑魚寝
ギャルのままでいる潤に少し戸惑ってるが
ピーチ太郎がスマホの画面を眺めながら、溜息をついていた。
「……でもさ、潤。今日の桃姫様、すごかったよな。あの『行きたいリスト30』」
「ああ……情報の暴力だったな。さすが桃姫!あの物欲のスタックを今後処理すべきか頭が痛いよ」
潤が誤魔化すように答えると、マサが寝返りを打ち、潤の顔をじっと見つめた。
「潤、お前、どうするの!?」
「……え?」
「マサの言う通りだよ!」
ピーチ太郎が、ガバッと上半身を起こす。
「あのリスト、全部お前と一緒に回る前提だろ。あのお嬢様、お前にだけは『素』の物欲をぶつけてるんだぞ。気づけよ、鈍感脳!」
「それは……彼女はサウナで僕がみてしまったから意識してると思ってるけふぉ」
潤の苦しい弁明に、マサが低く、重い声を重ねる。
「わざわざ自分の『お泊まり』を強行させるお嬢様がいるか? ……お前、あのエステの後の桃姫の顔、見てなかったのか。あんなに隙だらけの顔」
潤は天井を見つめたまま、言葉を失う。
(……マッサージが良かっただけでは?)
今日の銀座での出来事、彼女がどんな表情をしていたのか。
胸の奥が妙にざわついた。
「……今は、このギャルの潤に対して!バグってるだけだろ!男に戻った俺をみてないし!」
「そうだな!オッケー忘れてくれ」
ピーチ太郎が納得し目を閉じる。
ピーチ太郎の小さないびきが聞こえ始め、再び静寂に包まれた。
潤は、なかなか訪れない眠りの中で、
絶対、男の潤は見せれないと改めて誓う




