夕食へ♪
「……ふぅ」
シャワー室の蒸気と共に、ようやく「侍女」としての熱を洗い流した。
鏡の前で、肌に赤く残ったモノキニの食い込み跡に溜息をつき、潤は元々の私服に着替える。
いつものTシャツとパンツの感触が、今はこれ以上なく贅沢で、安心するものに感じられた。
ピーちゃんはぴょんぴょんと跳ねてくると、潤の胸元にすっぽりと収まった。
更衣室に戻ると、桜子もあの際どいモノキニメイド服を脱ぎ捨て、私服に着替えていた。
「潤。……桃姫が待っているわよ」
桃姫イチオシの店は、例のパフェの店のすぐ近くらしい。
そこへ向かう道中、潤はスマホを取り出し、マサにメッセージを送る。
『どこいるの!? 帰った!?』
通知音が鳴る間もなく、即座に既読がついた。
『そっち大変そうみたいだったから、ピーチ太郎と釣りしてたわ。一匹も釣れなかったけど(笑)そっちはどんな感じ!?』
潤は、更衣室での堀井先生の乱入や「情報の暴力」を思い出し、遠い目をした。
『釣りかぁいいなぁ……こっちは地獄だったよ。これからご飯。パフェの店の近くにいくみたいだから、ついたら迎えに行くよ』
『オッケー』
スマホを閉じ、隣を歩く桜子と、前を歩く桃姫に声をかける。
「マサたちと連絡取れました。パフェの店の近くだって伝えたので、その辺に着いたらまた連絡くるんで、僕が迎えに行きます」
すると、桃姫が足を止めずに優雅に告げた。
「ピーチ太郎も一緒なのでしょう? なら、ジュエルって連絡しておいて」
「……ジュエル? 了解、すぐ送る。」
『……お店、ジュエルだって。ピーチ太郎なら分かるみたいだよ! よろしく』
マサからの返信は、やはり秒速だった。
『知ってるってさ。直接向かうね』
「……知ってるみたいです。直接来るって」
「そう。なら、お店で待ち合わせね」
夕暮れの街を歩く。
潤は、シャワーを浴びてサッパリしたはずなのに、身体の奥にあの「更衣室の残香」がまだ染み付いているような気がして、無意識に胸元のピーちゃんの位置を直した。
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