水着!?いいえ♡
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「……これ、着るの? ガチ?」
桃姫侍女専用の更衣室。
俺の手元には、桃姫から渡された「最新トレンドのメイド服」という名の布切れが鎮座していた。
シアー素材(透け透け)のマイクロバンドゥ。そして、腰回りが大胆にカットされたハイレグ・モノキニ。
「ガチに決まってます! 早く着替えよ!」
隣では、更衣室内のカーテンで仕切られた試着室から着替えを終えた桜子が、大きな鏡の前で自分の姿にうっとりしていた。
清楚な白のフリルがついているが、面積は俺のと大差ないのに清楚風に見えるが目のやり場に困る。
「……はぁ。もうどうにでもなれ」
げっそりとした体を引きずるようにして、俺は着替えを終えた。
鏡に映ったのは——。
生命力を吸われて白くなった肌に、漆黒のエナメルが光る際どいモノキニ。
鎖骨が浮き出た「儚げなライン」が、シアー素材越しに生々しく強調されている。
『ぷきゅ♪ 潤、エロ可愛ッ! これは刺さるね! 需要しかないんね!』
「ピーちゃん……褒めてるつもりなんだろうけど、メンタルが削れるよ」
俺の胸元で、魔力チップをロードしたピーちゃんが満足げに輝く。
その時、更衣室のドアが勢いよく開いた。
「あら、終わったかしら? ……っ、ふふ、想像以上だわ」
桃姫が、満足げに目を細めて入ってきた。その瞳は、獲物を見つけた肉食獣のそれだ。
「桃姫、これ……流石に露出がバグってませんか? 普通のメイド服おねがいできませんか」
「男としての自覚を微塵も残さないための水着風メイド服よ。それに、これは堀井先生と共同開発した『魔力循環効率化制服』。その肌から直接、ピーちゃんとリンク共鳴(同期)するための試作品なの」
桃姫は俺に歩み寄ると、細い指先で俺の冷えた首筋をなぞった。
「お分かりかしら? 今のその『今にも折れそうなギャル』感……。さっそく専属として働いてもらうわ」
「専属、っすか?」
「ええ。まずは私の自室で、私のために髪を整えて。朝のルーチンやタスクやケアも……。ちなみに堀井流の『ヘアケア』、手解きを受けているんでしょ?」
(姉貴からだけどね……!)
桃姫の瞳に、見たこともないような「熱」が宿る。
俺は、チューブトップがずり落ちないか冷や冷やしながら、桃姫の後に続いた。
廊下を歩くたびに、シアー素材のフリルが揺れ、隠しきれないサイドラインが露わになる。
城の衛兵たちが、俺を見た瞬間に「ッ!?」と顔を赤くして前屈みに直立不動になる。……これが「警戒度30%ダウン」の物理攻撃か。おとこが見たらそうなるわな。桜子をチラ見
辿り着いたのは、甘い香りが漂う桃姫のプライベートルーム。
「さあ……おねがいね」
鏡の前に座った桃姫が、豊かな黒髪を解き、鏡越しに俺をじっと見つめる。
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