表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
天狗✖️ギャル天女  作者: 抹茶ラテ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

60/76

ズキューン♪

GW期間

毎日20時以降3話以上更新予定です

本日3つ目投稿できました


よろしくお願いします

「とりあえず……鏡を見て確認しようかな」


金曜の朝。恐る恐る俺は洗面台の前で、自分の顔を見て絶望していた。

一晩でピーちゃんに根こそぎ何かを持っていかれた俺の顔は、どこか儚げな、守ってあげたくなるようなギャルへと変貌を遂げていた。


対照的に、俺の肩に乗っているピーちゃんは、宝石かと思うほどキラッキラに輝いている。


「潤、おはよー! 早く『魔道具』と『スイーツ』おねがい?」

「元気でいいな……。俺、歩ける気がしないぞ。ははは」


ふらふらとリビングへ降りると、そこにはすでに準備万端の桜子が、尻尾をブンブン振り回して待機していた。


「潤! おはよう……って、どうしたのその顔!? 凄く……凄くそそるわ! その『今にも消えてしまいそうな儚さ』にズキューンってクルものあるわね!」

「クルって何!? ズキューンって何!?」


「おはよう桐山、ローラとココは出かけたぞってどしたその顔? ちょっと待てデータ取らせて。……ふむ、生命力(HP)が限界値まで削られている代わりに、美少女値(魅力)が(特定の層に)45%UPして周りの警戒度を30%ダウンさせてるわね」

リビングのソファでは、堀井先生が朝から優雅に赤ワインを転がしていた。


「先生……ピーちゃんって名前つけたら死にかけたんですけど。これバグじゃないんすか?」

「ああ、それはネームド化の対価ね。等価交換よ。その代わり、えーと名前ピーちゃん!?にしたのね。そのピーちゃんのバフ能力は……と。あら、昨日の10倍以上に跳ね上がってるわ。……ほら、これ持って。桃姫への最新魔道具よ。ピーちゃん、アンタにもこれ、試作品の魔力チップをあげるわ」


「わーい♪ いただきまーす!」

ピーちゃんはサッサと魔力チップを吸収。

眠そうに欠伸をしながらも、ピーちゃんは鏡に向かって桃色の霧を吹きかけ、俺の胸元へぴょんと飛び乗った。


『いつでも行けるよ♪』


大量の紙袋を押し付けられ、俺と桜子は、ピーちゃんが展開した「鏡のゲート」の前へ。

「それじゃ、10日間頑張ってきなさい。面白いエピソードを期待してるわよ」


「ちょ、先生! 背中押さないでってどこ触って——!!」


ボシュゥゥゥ!!

視界が桃色の霧に包まれ、重力が消えた。


……

…………


ドスンッ!


「あふんっ!?」

「ひゃんっ! 潤、柔らかい……っ!」


着地した場所は、昨日より豪華絢爛にデコられた鬼ヶ島城の謁見の間。

俺の上には、桜子が覆い被さっていた。……しかも、俺の顔面は桜子の豊かな胸元に完全に埋もれている。


「っ、ごめん! 桜子、わざとじゃ……っ、んふっ」

慌てて謝りながら脱出しようとする俺の耳元で、


『ぷきゅ♪ ラッキースケベだね! 潤、やるぅ!』

とピーちゃんがボソッと、確信犯的に言い放った。


「あら、いらっしゃい。直接きたのね! 待ちわびたわよ」


玉座に座る桃姫が、扇子で口元を隠しながら楽しそうに俺たちを見下ろしている。

隣ではピーチ太郎が「よう、潤! 桜子ちゃん! 賑やかな上陸だな!」と手を振っている。


「桃姫……。流行りのスイーツと、堀井先生の魔道具、持ってきました……」

げっそりしながら紙袋を差し出す俺に、桃姫が優雅な足取りで歩み寄る。


「……様子があれだけど大丈夫? 潤、その儚さ、ある意味前回よりえぐいわね。私の嗜虐心が!」

「生命力をピーちゃんに吸われただけです……」


その時、俺の肩からピーちゃんが飛び出した。

「桃姫、おっはよー! わーい、会いたかったんね♪」


「! なにこれ、この艶……! あの桃ラムなの!? 信じられない高密度な魔力だわ……っ!」

桃姫が驚愕して目を見開く。

ピーちゃんはそのまま、挨拶代わりと言わんばかりに桃姫の胸元にダイブした。


「これいいね! モミモミモミモミモミモミモミモミ!」

「……んふ、んあっ、あふぅ……!? ちょっと、潤、これやめさせてっ……! あん!」


桃姫が顔を真っ赤にして身をよじる。

ピーちゃんは満足したのか、ふよふよと戻ってくると、俺の胸元へしっぽりとおさまった。


「ハァハァ……。まったく。……ふう、とりあえずメイドの二人、今日からその格好に着替えて」


桃姫が取り出して手渡してきた、最新の「メイド服」。

俺のギャル属性と桜子の清楚属性、それぞれのパーソナルカラーに合わせて診断済みだというそれは……。


「桃……姫。これ、メイド服っていうか……ただの『シアー素材のマイクロバンドゥ』と『ハイレグ・モノキニ』!?」


「何言ってるの? 最新トレンドの『水着メイド』よ。桜子、それに潤。今のその儚い肌色には、その透け感がベストなのよ」


俺の、そして桜子の、露出度が限界突破した。

最悪のコンディション(命の危機)と最高に際どい衣装で、俺たちのGWが始まった



本作お読み頂きましてありがとうございます。


この作品をチラッととでも

『ふふふ』、『!?』と思ってくださった方は

ブックマークとか!?

マックス『★★★★★』まで

評価あるのでポチッとしてもらえるとテンション上がります


へへへ


よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ