敏感にわかります♪
GW毎日20時以降3話以上更新予定です
よろしくお願いします
「あ! まだ……まだです。すみません! 父に、父に確認します!」
潤は爆速でスマホを操作し、父親へラインを送る。
【マサ、桜子、桃姫、ピーチ太郎と合流。桃ラムも無事仲間。今、堀井先生も合流。桃姫たちに、俺がエナエマのチカラでギャル化してる男だって伝えていい?】
既読は一瞬でついた。
【父:お疲れ様。今後のこともあるし桃一族には良いぞ。伝えるタイミングは任せる。お土産よろしく】
「……オッケー出ました。食べたらとりあえず場所を移しましょうか!? マサ、部屋行っていい!?」
「えっ、俺んち!? ぜんぜん良いけど掃除してねーぞ!」
「ぜんぜん大丈夫」
しばらくみんなでパフェを堪能し、コーヒーや紅茶で一息つく。お土産もしっかり買い込んでから、一行は鬼ヶ島にもあるマサの家へ。
室内に入り、鍵を閉めた瞬間。
潤はギャル服の裾をぎゅっと握りしめ、意を決して二人に向き合った。
「……驚かないで聞いて。実は俺、本当は男なんだ。エナエマの力の一つで、今はこんなギャルの姿になってるけど……本来は、男なんだよ」
「…………えっ!? ガチ!? 嘘、ギャルじゃん!? どこからどう見てもギャルじゃん!? 女装!?」
ピーチ太郎が、潤の顔を至近距離で覗き込みながら叫ぶ。
一方、桃姫は別の演算回路が完全にショートしていた。
「お、男……? 嘘でしょ!? ということは、あのサウナで、わたくしと……あんなことや、こんなところまで……ッ!?」
脳内に再生される、サウナでの湿度100%な記憶。潤の滑らかな肌、至近距離での吐息、そして自分が無防備に晒していた姿。桃姫の顔がパフェの桃よりも真っ赤に染まり、湯気を出しそうな勢いで項垂れる。
「潤……騙したのでありますか!? ひどい! デ、デリカシーが、というより酷すぎますわ……っ!!」
マサと桜子は、改めて「そういえばそうだった」とハッとするが、今の潤があまりにギャルとして完成されているため、どこか他人事のように眺めている。
「本当にごめんなさい、なんでもします! 本当にごめんなさい! でも、あの時は濃い桃の霧で全然見てないです! 本当です!」
必死に弁明する潤に、桃姫が震える指で詰め寄った。
「も、揉んでるじゃありませんかぁぁぁ!!」
「えっ」
沈黙が流れる室内。その静寂を切り裂いたのは、桃ラムのプルプルした声だった。
「それアチキのせいよ♪ 霧で見えにくいし、肌もすべすべで転びそうだった潤の先に、たわわな桃が! そう! ラッキースケベの完成です! 潤のため♪」
「なるほど。不可抗力という名のチートを悪用したのね」
堀井先生が、冷徹にメガネをくいくいっと押し上げる。
「あ! それ、私にも」
桜子が光悦した笑みを浮かべる。
「桜子!? ちがっ、桃ラムちゃん! 説明ちゃんとして! 悪用してないから!!」
「ちゃんちゃんうるさいわね! 桃ラムちゃん! 桐山のことオトコってわかってたの!?」
堀井先生の鋭い追及に、桃ラムがケロリと答える。
「オトコかはわからないけど、女性のことが好きなことはわかるよ、アチキはそういうのに敏感だから♪」
(……そっちか!恥っ)
本作ここまで
お読み頂きましてありがとうございます。
ブックマークやポイントも増えてきてて
嬉しいです
引き続き
この作品をチラッととでも
『ふふふ』、『!?』と思ってくださった方は
ブックマークとか!?
マックス『★★★★★』まで
評価あるのでポチッとしてもらえるとテンション上がります
よろしくお願いします!




