ドヤァァァ♪
「へへへ! 潤、褒めて褒めて!」
霧の中から、桃ラムがドヤ顔でぴょんぴょんと飛び出してきた。
潤の足元に擦り寄りながら、尻尾!?を激しく振っている。
「え……? 桃ラム、まさか……」
「ふふふ、この霧ね! アチキの特製バフなの! 近くにいる人への『好意』を増幅して、強制的に大人のベクトルに向かわせるんだよ! 凄いでしょ! 偉いでしょ!?ふふふ」
めっちゃ喋るじゃん。
潤の顔が引き攣る。
つまり、桜子が攻め気なのも、モモ姫が「らめぇ」なのも、全部が桃ラムの仕業か!
「オッケーわかった! とりあえず落ち着いて噴出止めようか、桃ラムちゃん。な?」
「えーーー、ぴえん。せっかく潤のために頑張ったのに……」
シュンと萎れる桃ラム。その姿に、潤の「苦労人属性」が顔を出す。
「……あー、ごめん。怒ってない、怒ってないから。とりあえず、お願いできるかな?」
「じゃあ、止めたら褒めてくれる!?」
「わかった、わかった。凄いね、桃ラムちゃんは天才だよ(棒)」
「へへへ、やったぁぁーーー!!ヒャッハー」
――ドォォォォン!!
「……って、増えてるぅぅ!?」
褒められた喜びで桃ラムの代謝が爆上がりし、これまでの数倍の濃度のピンク霧が噴出される。
視界ゼロ。それどころか、肌に触れる霧の質感が、もはや「液体」に近いヌルつきを帯び始めた。
「あつ……い……。もう、服が成分でベタベタして……気持ちが熱い……ですわ……!」
「……ふふ、そうね。いっそ、全部脱いじゃった方が……楽になれるわよ、潤?」
背後から、衣擦れの音。
モモ姫のロイヤルな装束が床に落ち、桜子のサキュバススーツがその機能を放棄していく。
「ちょ、待て! 二人とも、それは『成分』のせいだ! 正気に戻って!」
とりあえず外へ逃げようと扉を探す潤だったが
ヌルヌルの床と濃密すぎる霧
そして背後から迫る「二つの桃色」
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