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天狗✖️ギャル天女  作者: 抹茶ラテ


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18/76

とまらない女子トーク

ウー◯ー飯も終え、ピザの空箱が並ぶリビング。


「……というわけで桐山。明日の登校でギャルの時は、このfweeフィーのスパグロウUVでね」


堀井先生が新作コスメの横に、今JKに大人気の青いチューブを置いた。


「いや先生、でね……じゃないです、これ女子が使うトーンアップ下地じゃないですか! 姉貴が前言ってたよね!? 」


「素人はおだまり。この『01 グロウ』は混合肌のお前にピッタリよ。薄く伸ばせば、テカリを抑えつつ『元々肌が綺麗な男子』という設定だわ」


「設定って……」


姉貴がバームクーヘンをフォークで刺しながら、横から口を出す。


「よく覚えてるわね! 目覚めた!? そうよ潤。01をパール粒大、薄く全体に広げるの。Tゾーンは特に薄くね。仕上げにイニスフリーのノーセバムを叩けば、長時間登校でも崩れない『鉄壁のすっぴん風』の完成よ」


『きゃはは! 潤くん、もしもっと多幸感欲しければ「02 リッチグロウ」もあるよ? ピンクベージュで血色爆上がりして、一気に「健康的な令和ギャル」になれちゃう!』


「エナエマ、なれちゃうじゃねーよ! 俺は男子のままがいいんですよ!」


堀井先生がメガネをくいくいっと直しながら、マニュアルを俺に突きつける。


「いい? 桐山。視線が気になるなら、キャンメイクのマシュマロフィニッシュパウダーはやめておきなさい。毛穴ぼかしが優秀すぎて逆に『やってる感』が出るわ。最小限に抑えるならクラブのすっぴんパウダーね。これならバレないわ。」


「先生……ガチ!?」


「当たり前でしょ。さあ、明日の朝は5分で仕上げなさい。スキンケア、下地、パウダー、そして眉を整えて、仕上げは色付きリップ。これで『バフ15%Up』の爆誕よ」


俺は渡されたfweeの下地を見つめ、絶望した。

明日の朝、俺は鏡の前で「混合肌か、乾燥肌か」を悩むJKのような心境で、戦場(学校)へ向かうことになるらしい。


「……鬼かよ……」

「……ハイエルフ、だってば♡」


――リンゴーン♪ リンゴーン♪ リンゴーン♪


不意に、まもなく19時を知らせるアラームが鳴り響く。


「やべっ、時間だ!」


俺は慌てて立ち上がり、――エナエマと

天狗界へ

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