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ゴロゴロデビデビ 〜だんでんどんだん〜  作者: くみたかつお


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20/29

路〜産声〜(9)

ギーー

「うぉーー……」


三人が扉を開けると、ザ・カジノという雰囲気の光景が広がっていた。

「ルーレット、トランプ、スロット…これは確定だな」

「ですね。違法賭博確定です」

「にしても広いなぁ、ここ。制圧にはちょい手こずるかもなぁ」

「アラキさんでもそう思うんですか…!?」

「あぁ、見てみ、そこら辺うろちょろしてるマチョ達を。明らかに手だれだぞありゃぁ…」

アラキはごくりと生唾を飲んだ。


しかし、そんなアラキをザザは冷たい目で見ていた。


「あ?なんだよ」

「絶対そっちは囮だろ確実に強そうな細身があっこにいんだろ」

「え、どれ?」

「ほら、あれ。黒髪に赤メッシュ入ったチビ」

ザザがそう目線を送ると二人もその少年を確認した。

「確かに、強そうですね。あの子…」

「ああ、かなりの手だれだなありゃあ」

ザザは二人をみてハァとため息をついた。

(シャーベットはともかくアラキは分かっとけよ…)

「まぁいいや、んで作戦覚えてるか?」

「ん?あぁ、覚えてる覚えてるぅ………いや、シャラ猫が覚えていなさそうです!先生もっかい説明お願いします!」


アラキの白々しい演技に二人はため息をついた。

だが、ある程度予想がついていたザザは説明をはじめた。


「今回の作戦は、三人でスタッフに潜り込んで、営業終了前、金の確認をしに来るオーナーを捕まえます」

「はい先生!」

「はい、アラキくん」

「オーナーは本当に来るんですか!」

「来ます。来なかったら次回以降も潜入です」

「はい」

「はいシャラ猫」

「なんで本人が来るんですか?部下に任せれば良いのでは」

「あー、多分部下を信用してないんだと思います。知らんけど」

「はい先生!」

「多いですね」

「オーナーの顔と名前は!」

「名前は、立川ヨウヘイ。顔はこれです」

そう言って差し出した顔写真を二人はまじまじと見つめた。


「これは…なんというか…」

「普通だな!」


「そういうことで、その男を捕まえるのが今回の任務です。それじゃ作戦開始!」


そう言ってザザは能力を解除してスタッフに紛れ込んでいった。

それに二人も続いていった。


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