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路〜産声〜(8)
「さて、仕事の時間だ」
アラキを先頭に三人はモールに入っていった。
カツン、カツン
「わざわざ地下通路まで作ってからギャンブルするなんて、皆さんよっぽど好きなんですね」
「まぁそりゃなこんな時間に隠れてまだやる連中だからな」
「金持ちなんだしなんでもいいんだろ。刺激がありゃ」
三人賭博場へと続く地下通路を通っていた。
通路は照明が少しあるものの、薄汚れており、様相は下水道に近かった。
「にしてもなんですか、この格好」
シャーベットが少し小さく声を張ると、服を指差した。
「なんで私が、バニー服着てるんですか」
「だって客よりも店員に化けた方がいいだろ。怪しまれなくて」
「同じ店員に疑われるんじゃないですか?」
「いや、ここの従業員はほとんどがバイトらしい」
「バイト?」
「ああ、闇バイトってやつだ。だから金のために働きにきた奴がほとんどで、お互あの顔を知らないらしい」
「へー、そうなんですね。じゃあ、そのスーツも従業員の格好ですか?」
アラキとザザは執事の格好をしていた。
「ああ、俺たちも同じ理由だな」
「ちなみにこの仮面も?」
「周りに合わせるためだ」
格好について三人が話しながら歩いていると、徐々に道の装飾や明るさが眩しくなってきた。
カツッ
「ここだな」
三人は煌びやかなドアの前に辿り着いた。
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