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四章 ~闘技大会~ (1)

 さてバルトハインまできたわけだが、想定よりもかなり早い到着となった。当初は闘技大会の五日前くらいに着く予定でロカレスタを出発したが、まさか十日前に到着することになるとは。

 本当はもっと各街でゆっくり観光とかもしながら進むつもりだったけど、どの街でもなにかしらの問題が起きたせいで、数日で街を出ることになってしまったからな。フロリスに至っては一日しかいなかったし。

 とはいえせっかく早く着いたんだし、闘技大会まではしっかり休息をとって、フィリたちの魔法を鍛えるとするか。




「とりあえず、今日はまだバルトハインに着いたばかりだし、それぞれ自由行動にしようと思う。夜になったら闘技大会までどう過ごすか決めよう。」


 三人で朝食を食べてる最中、俺はそう提案する。


「おっいいね。賛成~。私たちショッピング行きたいねって昨日の夜話してたんだ。カルロもくる?」


「俺は遠慮しとく。二人で楽しんできてくれ。」


 今日は久しぶりに一人で行動したい気分だからな。それに女子のショッピングに付き合うのは結構疲れる。


「フィリ、グレンダが散財しすぎないように気をつけてくれ。」


「うん、それは私も心配だったから任せて。」


「私の信用そんなにないの!?」


「一度無一文になったヤツの信用があるわけないだろ?」


「あれは働かせてくれなかったからであって、お金を使い込んだせいじゃないから!」


 だとしても、コイツの性格がそもそも信用を損なっているんだよな。


「カルロはどうするの?」


「俺は適当に街をぶらぶらするかな。闘技場がどんなところなのかも見てみたいな。」


 そんな感じでそれぞれの今日の方針が決まり、一度解散した。





 明日からどう過ごすか決めようと、俺の部屋に三人で集まったのだが…


「あのさ、それ明日にしていい?実は明日カルロに来て欲しいところがあるんだよね。」


「別に構わないが、何を企んでいるんだ?」


「いやっ何も企んでないよ。とにかく、明日のお昼にここにきて。」


 フィリからもお願いされるとは。まあ行くは行くけど、いったい何が待っているんだ?グレンダが絡んでるのがなんか不安だわ~。

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