表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
56/60

頂点に立つ男

バルトハイン闘技大会の現チャンピオン、シン・ウェールズは弱冠十五歳にして初優勝を果たし、そこから四度の防衛に成功、今年ついに前人未到の五度目の防衛をかけて大会に臨む。




 何度目になってもこの緊張感は変わらない。俺は控え室で目を閉じて深呼吸する。

 戦いの前、俺はいつも弱かった頃の自分を思い出す。もうあの頃には戻らない。俺は変わった。俺は…強くなった。大丈夫、今日勝てば大会初の五度目の防衛、俺が最強だと証明できる。俺が俺自身をやっと認められる。


 俺はもう一度深呼吸すると、目を開き会場へと向かう。今年の相手は十四歳の少年に決定した。初めて年下が相手になったが油断はしない。俺だって初優勝は十五のときだった。


「さあ、まず登場するのは挑戦者!今大会突如現れたダークホースが勢いそのままにチャンピオンまでも倒すのか!?カルローーーブライトーーーーー!!」


 闘技場の中央まで少年が出てくる。


「そして続いて登場するのは、我らがチャンピオン!五年前、史上最年少で初優勝を果たした衝撃は未だに忘れられません!今年も勝って大会史上初の五度目の防衛を果たすのか!?シンーーーウェールズーーーーー!!」


 俺も闘技場の中央まで出ていき、少年と向かい合う。その瞬間背筋がゾクッとした感覚に襲われる。本能で感じたのか?この少年から、今まで戦ってきたヤツらとは違う何かを。いや、気負うな。大丈夫だ。今日であの頃の弱い自分と決別するんだ!


「さあそれではいよいよ、今年のチャンピオンが決まる決勝戦、スタートーーー!!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ