表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/20

研究日誌11:デッドライン

「仕事が終わらんちゃ!」



 帳簿片手に怒鳴りこんで来たニーナ。

 ギルドマスターの壮大な”アレイスタ叙事詩”は第4章の途中で幕を閉じた。


 外はもう昏い。

 くるみ亭にはスープの匂いが充満している。

 オークのカツレツ、蒸し饅頭、レンズ豆のスープがテーブルに運ばれている。

 食堂の音が胃袋を激しく攻撃してくる。


「この依頼は、受注にしていいのね」


 ニーナと一緒に階段を降りる。


 視線が痛い。

 ”ひまわり会”と”水連”の複合嫉妬。

 ギルドマスターのせいで、いつもの食堂が今は別の色に見える。

 

 依頼の難度は高い。

 剣の練習は毎日している。

 でも、瞬殺される自信がある。


 依頼を断ったら?

 嫉妬に狂うギルドマスターに屈するのも悔しい。


「うん」

 

 それに、さっきの魔法。

 どうして、水に変わったのか。

 魔法が回転するのはなぜだろう。



 どんっ。


 大きな判をつく音。

 いつもの音が、唐突に戻ってきた。


「クエスト【遺跡調査】が受注されました。達成条件はダンジョンボスの討伐です」


 ニーナが耳を赤くして、受領票を渡してきた。

 僕の背後で、ざわめきが大きくなった。




「……はい?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ