二色目:神と天国
「なぁシロ?ここがどこだかわかるか?」
「ううん、わかんない……」
完全に目が覚めたシロと、このよくわからない場所について会話をする。
辺りは真っ白でどこに立っているかもわからないし、上も下も把握が困難である…そんな場所だった。
当たり前のように僕らはこの場所を知らなかったし、人もいないのでここがどこだか聞くこともできなかった。
「なんか、私たちの身体おかしくない?」
「えっ……っ確かに」
シロに言われて気付いたが、確かにさっきまでとは比べ物にならない程に身体が軽くなっていた。
浮いてしまいそうなほどに……
「うへぇ!?」
瞬間、僕の身体は宙に浮いた。
真っ白な空間にいるのでわかりにくいが、ハッキリと宙に浮いているということが理解できた。
「クロ!それどうやったの?私もやりたい!」
「わかんない…けど、今の状況は普通じゃないことは分かったね」
眠る前の世界では奇跡も魔法も無いような世界だったので、当然体は宙に浮かないし真っ白な空間があるなんてこともなかった。
「僕たち…天国にいるのかな?」
「死んじゃったってこと?いつもみたいに昼寝しただけだよ?」
「そうなんだよなぁ……」
思い当たる節が無いから僕らが死んだとは言い切れない。
しかし、それ以外にこの状況を説明できる事象がないことも事実。村の人たちが昔語ってくれたように、僕たちは死んでしまって天国という世界に来てしまったのだろう。
「何があったのかじゃなくてこれからどうするかを考えよう」
「うん…あっ!」
「どうした?何か思いついたのか?」
「『私たちは命を司る神である。地上の者を導くべし。』だって」
「なにが?」
「世界からの言葉って言うか…わかんないけど頭の中に言葉が流れてきた感じ」
「僕たち……神様になったんだ」
「そうらしいよ。あんまり実感わかないけどね」
僕にはなにも聞こえなかったけど、どうやら僕らは『神様』という存在になったらしい。
地上にいた時も『神様』という存在はあったのだが、豊作を願ったり疫病に罹らないように願ったりといった、実物するものではなく集団心理を利用した架空の存在というものだった。
なので、実際に自分たちが神様になったと言われてもあまり実感がわきにくいのだろう。
「あと、私たちは助けられる人間は助ける。死んでしまった人間は冥界へ案内すればいいんだって」
「仕事のことはゆっくり覚えればいいと思うんだけど、今までこの役職の人っていなかったのかな?」
「私たちが初めてらしいよ?」
「なんでシロは分かってて、僕は何もわかってないんだろう……」
「うーん……まぁ私がクロに教えればいいし気にしなくていいんじゃない?」
どうもLrmyです。
最近は寒くて布団から出られないです。
まぁ毎日睡眠してる睡眠ガチ勢(?)としては、夏でも睡眠取れるんですけどね。
睡眠は大事なので皆さんもちゃんと寝ましょう。
ではでは~




