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God Killing  作者: Lrmy
Another Storys  Episode 1
27/35

四理目:キヌビルゼメ

「…さぁ?」


目の前の少年がそう答える。


この少年と一緒にいる時間は長くないにしても、わかったことはたくさんある。


だからこそ、この返答に違和感を感じてしまった。



「本当は何か知ってるんじゃない?」


篩(ふるい)に掛(か)けるように質問をすると、諦めたような顔をして私にこう言い放った。


「とりあえず言えることは、この村人とは深く関わらないほうがいい」


「なんで?この村の人と関われないんだったら私の記憶が戻る可能性が…」


「低くなるかもしれない、でも僕はこの村の住民とはあまり関わらないほうが良いと思う」



そこまで強く言葉を突き付けられたのは初めてだったので押し黙ってしまった。



 * * *



「今日はこっちの手伝いをしてもらおうかねぇ」


村のおばあさんに声をかけられる。


この村に来てから早三日。私はこの村に住まわせてもらっている身なので、村の人たちの手伝いをしている。



「畑仕事なんだけど」


「任せてください!」


「若い子が来てくれて助かったよ」



今日の仕事は畑に水を入れるだけでいいらしい。


が、水が流れてこないようにしている木の板を外すのに力がいる様で、おばあさんは最近辛くなってきたと愚痴を漏らしていた。


「あたしもそろそろかねぇ…」


年という意味だろうか?確かに辛そうではあったが年齢は50くらいだろうか。まだ働けなくなる年では無いだろうけど…


「それじゃあ今日はありがとうね」


仕事が一段落したのを見ていたおばあさんが私にそう言って村長の家の方へ歩いていった。



私も仕事はこれ以上ないし、家に帰るとしよう。



「もう三日も働きづめだけど疲れてない?」


いきなり少年が隣に現れて、私にそう言った。



「働きづめって言っても1、2時間だけだからそんな疲れてないし大丈夫だよ」


「そっか、それならいいんだけど」



 * * *



「あら、元気?」


昨日の畑仕事の続きをしようと思いおばあさんの家に行こうと思ったら、この村に来てから最初に会った若奥様にバッタリと出会った。


「はい、おかげさまで」


「そうだ。今日はお肉が余ってるんだけどお昼ご飯に食べていかない?」


今はお昼時だったので、今から家に来いと誘われているのだろう。が、


「私は畑仕事があるのでおばあさんの家に行かないといけないんです」


と断った。



「おばあさん?さぁ、誰のことかしら?」


この村ってそんなに人がいないからみんな顔見知りだと思っていたけど、そんなことないのかな?



「知らないんですか?あそこに住んでる」


そう言って私はおばあさんの家を指さした。



「えーっと…あの家ってだれか住んでいたかしら?」


と、心底不思議そうに首をかしげる。



「そんなことより!ついてきて、お肉を使ったシチューを御馳走するわ!」


パンっと手を叩き、私の手を引き歩き出す。

どうもLrmyです。


サブタイトルに『キヌビルゼメ』と書きましたが、調べても該当することは出てこないと思います。


意味なくサブタイトルにはしないので、どんな意味が込められているのか考えてみてください。わかったらすごい!(小並感)



以上で後書きを〆ます。ではでは~

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