二理目:下界
「お願いなんだけど、私、地上で暮らしたい」
この少年との生活が始まり早数日。
生活している部屋はいい所だった…が、気持ちがソワソワとして落ち着かない。
地上で暮らしていた頃の記憶は無いのだが、体が慣れているという奴なのだろうか?
それとも、もっとスピリチュアルな問題なのか?
理由は分からないが、数日が経ち、地上で暮らしたいという気持ちが沸き上がってきたのだ。
「うーん…悪くはないんだけど…」
「やっぱり危険かな?」
「そうだね、行くんだったら僕もついて行くことになるかなぁ」
「じゃあ…」
「まぁ、ついて行っても別にいいんだけどね」
「いいの!ありがとう」
感謝を伝えると、ある程度の家具と暗闇が広がる空間が消えて、青々とした自然が目に映った。
「はい、着いた」
「うわぁー綺麗!」
周りには滝やそこから流れる川、鳥の囀り、茂った草と森の様に辺りを埋め尽くすように生えた木々。
所謂『大自然』といえるような風景が広がっていた。
「とりあえず、君は見た限り人間だから、人間の国の近くに来てみたんだけど」
「町からは離れていると」
「イグザクトリー」
「まぁしょうがないか」
町から離れているのは一目でわかるが、どうやって生活をするのだろう。
「流石に家が無いと不便だよね」
私の心を読んだ少年が指を振ると、鈴の音と共に家が現れた。
「おー!流石凄い人」
「自分で凄いって言ったけど、そんな言い方されるとなんだかイラっとするなぁ」
「ごめんごめん」
おどける様に笑うと、不貞腐れたように睨まれた。
「うーん、地上に降りてきたはいいけど…リスクを冒してでも町に行った方が良かったのかな?」
「君が一緒に居るから大丈夫なんじゃない?」
「そうかも知れないね。僕と一緒に居ればある程度安全かな?」
自己完結をした少年はもう一度指を振り、さっき現れたばかりの家が消えて無くなった。
「それじゃあ、近くの町に行こうか」
「うん。家族に出会えたりしないかな…」
「相当確率は低いけど、家族が見つかば身の安全が確保されるし、記憶だって戻るかもしれない」
どうもLrmyです。
Another Storysは一つじゃないので永遠と書けそう…
種族ごとに話を作れるし話考えるのは楽なんですけど…書けないんですよねぇ
変な感じになってるところがあるかもしれないので、感想等で報告していただけたら多分直すので気軽にお願いします。
ではでは~




